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食感で決まるわたしの食事

食べることが大好きだ。
残念ながら食べたカロリーと消費カロリーが釣り合っていないので、体がどんどん丸くなり、外見から「食べることが好きそう」な状態。

そんなわたしが最近ふと気づいた食べ物の選びかた。それは「食感で選んでいる」ということだ。
きっかけは、友人や家族から「これ好きそうだったから」ともらえる食べ物がわたしの好きな味よりも好きな食感が多いことに気づいたから。
うわーこれわたしの好きなサクサク加減!
んーおしい、ちょっとザクザクだ〜もう少しサクサクだったら。
と、味よりも食感の感想を述べているのだ。

わたしはサクサク、ほろほろの食感がすき。
原点は、母の手作りクッキー。母はいつもアイスボックスクッキーの生地を冷凍庫に入れてくれていた。小さい頃は焼いてあったが、大きくなると自分で生地を切ってトースターで焼いて焼きたてのクッキーを食べていた。鍵っ子だった私にとってはひとりでおやつを食べることはあたりまえ。そんな時間を楽しいものにしてくれたのは母のクッキーだ。

このクッキーがわたしが好きな食感になり、以来「サクサク、ほろほろ=美味しい」という定義が出来上がった。そこから色々な経験を経て、パイ生地のようなサクサクも美味しい、薄いおせんべいのようなパリパリも美味しい、と好きな食感が増えていった。

お店でいつも同じメニューを頼む(他のメニューも気になるけれど結局いつもの)というチャレンジ精神のない人間にとって、好きな食べ物、好きな食感があるのはいいきっかけになる。

わたしにとっては重要な「食感」だけど、他の人はどうなんだろう。好き嫌いもないし、初めてのものでも躊躇なく食べられる人は、そこまで重要視しないことなんだろうか。味覚、視覚、臭覚、聴覚、触覚、人間の五感で食事を楽しむのももちろん、食感も感じて欲しい。
調べてみると食感も五感のひとつらしいけれど、どれになるんだろう。噛んだときのサクとする音は聴覚、舌触りは口の中の感覚は触覚なんだろうか?

今までは食べたいという食欲のまま、お腹を満たしていたが、今後は食べ物が血となり肉となることを考えて食事をしていきたい。
でもそれだけではつまらなくなってしまうから、もちろん五感も楽しめる食事を。死ぬまで食事が楽しめる人生を送りたい。

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