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カタカナはちょっと苦手だ...

ここnoteで、(ことあるごとに)「デジタルは万能じゃない」と叫んでいる私(55)は、15年くらいECの現場にいたので、多少は「デジタル」なんです。多分。
ただ、ここ2年ほど「現場」を離れてしまっているので、改めて「デジタル(マーケティング)の今」をキャッチアップするため、いくつかの記事を読んでいます。勉強しています。

そこで気づいた(自覚した)のが、特に「オンラインで」記事を読むときに、

カタカナが多すぎて、アタマに入ってこない...

と感じるように...以前「現場」だった時には思わなかったのに、ちょっとブランクあるだけなのに...年齢のせい?若い方たちは、ちゃんと理解できているのでしょうか?


「カタカナ比率」調べてみた。

カタカナ多いな...は本当なのか。調べてみました。1000文字くらいの記事で、カタカナの出現比率を見てみます。

まずはデジタルマーケティングの記事。『ECサイトの課題を解決する』だと、

・カタカナ 19.9%
・アルファベット   9.2%
・ひらがな 48.2%
・漢字 15.9%

全体の約1/5がカタカナ、約1/3がカナ英数、という内訳。

う~ん、これだけでは、1/5が「多い」かわからないので、比較してみます。比較対象として合ってないかもしれないけれど、朝日新聞の社説、『韓国の新大統領』は、

・カタカナ   3.7%
・アルファベット   0.7%
・ひらがな 39.7%
・漢字 48.2%

さすが「社説」だけあって、漢字が多いですね。

しかし、これが「韓国」だから、ということもあるかも、なので、東京新聞の社説『ロシアと欧米』をみてみましょう。

・カタカナ 12.1%
・アルファベット   0.0% (!)
・ひらがな 41.2%
・漢字 42.7%

「ロシア」で、カタカナ「3」カウントなのに、約1/8しかないんですね。ここでも漢字が優位です。


伝わっていればいいんだけど


もちろんこれは極端な例なのかもしれないし、比較対象としてふさわしくないだろうけど、やっぱり、カタカナが多いのは間違いなさそう。それと気になるのは、ひらがなの比率は大きく変わらないのに、漢字が極端に違うこと。
カタカナって、個人的には日本語の特徴のひとつだと思っていて、聞いたこともないような外来語を瞬時に日本語にしちゃう画期的なツールだと考えています。これによって外国の文化を素早く吸収した、というキーでもあるのだと思います。
一方で、「音」がベースになっているので、それぞれに意味を持つ漢字の組み合わせにくらべて「深み」がないようにも感じます。※個人の感想です。

新聞を始め、「紙文化」に馴染みのある私たち世代は、どうしても「意味のある」漢字を通じた「コミュニケーション」(ここでは、記事を書いた人と、読み手の私たちの、という意味で)の方が、”(アタマに)入ってくる”のはしょうがないこと。カタカナベースの記事が苦手になっちゃうのも、しょうがないことかもしれない...

カタカナ文章に馴染める世代(既にカタカナが中心である世代)とのコミュニケーション・ギャップが心配になってきました...「漢字人」も、がんばってカタカナを読めるように努めますので、若い方もどうか、「漢字人」に少しだけでもご配慮いただけたら幸いでございます...

…もひとつ気になりました。「漢字人」私が書いたこのnoteの記事での比率はどうなっているんだろう?

これまで一番ビューが多かった=読んでいただいた数が多い、これで調べました。

結果、

・カタカナ   8.3%
・アルファベット   0.6%
・ひらがな 53.9%
・漢字 32.4%

あ、漢字、じゃなくて、「ひらがな人」でしたね.….汗


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