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SUNABACO今治・猫山DAYレポート

このnoteは、9月3日にSUNABACO今治にて行われた、猫山課長の講座のレポートです。

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以前からTLでお見かけはしていたものの、猫山課長のnoteを読み始めたのはSUNABACOに来てからだった。

圧倒的な言語化能力、言葉選びや言葉遊びの秀逸さ、ユーモアある賢明な文才、早筆かつ筆まめな週1のnote。
独特な世界観と、文章から伺える人間性の魅力。

これを行員が書いてるなんて。寝る暇無いんじゃないかな。
どんな方がこれらの文書を書いているのか、スーツの青い猫ちゃんからはちっとも想像がつかない。

そんな折に舞い込んだ猫山DAYのお知らせ。
内容は、銀行から融資を受ける際のプレゼン資料の作り方講座と、note講座。
起業予定でnoteが好きな私にピッタリ過ぎて大歓喜だ。さすがSUNABACO、タイミングがバッチリ。
そういう訳で、講座はもちろん、猫山課長にお会いできるのをとても楽しみにしていた。

当日

朝礼があるとのことだったので少し早めに着いたつもりだったが、既に人で溢れていた。
有難いことになかまこさんが、私を猫山課長にご紹介してくださる。一目見て、背筋が伸びた。

目が、表情筋が、纏う空気が、行員の中でも猛者のそれだ。
こんなにも多種多様な人が集まるSUNABACOの中でも、異質に際立っている。

ご挨拶をさせていただきつつ脳内では、ヤバい、今私しっかり腰から身体を折れてない、角度も甘い、などと大騒ぎしていた。
行員時代、体が覚えるまで染み付いていたお辞儀の姿勢も、使わなければ出来なくなるものだったらしい。

猫山課長と目を合わせると、隠し事なんて何も出来ない気がした。自分のすっからかんの中身が全て見通される感覚。
反対に、こちらからは何も見えない。笑顔が素敵で豊かな表情なのに、そこから内面を窺い知ることは出来ない。

これぞバンカー。百戦錬磨どころか億戦錬磨といった風格。
完璧に私の中の何かのスイッチが入ってしまい、幸運にも空いていた最前席に着いて朝礼を待った。

朝礼が始まる。少し緊張して、おへその下で手を重ねた。
始まってみれば、とても和やかな白い朝礼だった。当然だ、ここは銀行じゃない。

随所に銀行ブラックジョークが面白おかしく散りばめられていて、思わず笑いが出る。
なかまこさんに指摘されて気がついたが、銀行関係者しか笑っていなかったらしい。
危ない、行員人狼なら処刑されていた。

そうして始まった講座豪華二本立て。
詳細は書けないが、その道を極めた者だけが得られるエッセンスが、惜しげも無く簡潔明瞭にまとめ上げられていて、頼むからお金を払わせてほしいと思うような講座だった。

講座終了後、ご挨拶しようと立ち上がるが、瞬く間に長い待機列が形成されいく。
さすがすなばこーず、アツい。

隙あらばご挨拶できるよう待機はしつつ、新参の若輩者らしく先輩を優先して会場の隅で並ぶ。
講座終了直後の興奮が収まると、怖くなってきた。

ベテランバンカーに、鬱で銀行を辞めた者が、起業したいから今後も勉強させてくださいなんて言っていいものか。
自分と似た境遇の人をサポートする事業を起こすなんて、あまりに失礼ではないだろうか。
ましてや行内で立場あるお方だ、良い気分はされないだろう。

30分以上並ぶ中で、何度もお伝えするのは止めようかと悩んだ。
この後高松に行かれるのだから、お時間も無いはず。

でも私はこの事業をやる。そのためにここに居る。
それならば、猫山課長に直接会えるこの機会にお伝えしたい。

私の事業は対立を生むためのものじゃない。うつを生まないため、うつと共生するための事業。
うつの人を辞めさせる必要が無い、サステナブルな社会のための事業。

そして猫山課長は億戦錬磨の猛者。このような事は1度や2度じゃないはず。胸をお借りするつもりで、お時間取らせず手短にいこう。
何かあったときの土下座の準備は万全だ。

お声をかけて、講座のお礼と、自身が銀行を辞めたこと、こういう創業をするので、ぜひ今後ともよろしくお願いしますと、手短に伝える。
猫山課長の表情がほんの少しだけ変わった。何をお考えなのかは計り知れない。
しかし、よろしくお願いしますとお言葉をいただき、お別れすることができた。

海のような方だ、そう感じた。



(あと、あのスーツの猫ちゃん、すごく面影がある。イラストレーターさんすごい。)

帰路

帰路で思いを巡らせる。
あの場には、私よりもお若く非常に鋭そうな起業家さんや、実際に大爆進中のスタートアップ、nyansの猫谷社長もいらっしゃった。

日頃、すなばこーずのタイムラインを見ていると、起業しようとしていらっしゃる方が何人もいるのが見受けられる。
同じ道を志す方が居て嬉しい。自分のやる気にエンジンがかかるこの環境が大好きだ。有難く尊い。

レポートを書くまで

その日から1週間、レポートを書けずにいた。

己の薄っぺらさを相手を介して改めて直視した衝撃、そして、やっぱり失礼だったかもしれない、身の程知らずにも程がある、とウジウジする心が、筆を止めていた。

その間に猫山課長は、4本立てのレポートを書き上げていらっしゃった。

読み終わった瞬間、ツイートしなきゃ、と衝動に駆られた。しかし、どうやってもツイートの文字数じゃ足りない。
私の筆が走り出した。全速力で。

気づき

孤独だった。所属を捨てて、成功するかも分からない道へ進むのは。
怖かった。今も怖い。私がしようとしていることは、人によっては受け入れられない。
私には何も無い。人に誇れるような経験も、実績も、貯金も。
でも、自分を止められない。やるしか無い。

病床で、私はもう死んだと人生を諦めた。
回復した後の第二の人生は、過去の私と、過去の私と同じ境遇にある人のために働きたい。

それに、私はもう独りじゃないし、諦めなくていい。
SUNABACOがあるから。みんなが居るから。


猫山課長のnoteで視界が歪んだ。

僕らは同じで、僕らは仲間だ。
同志よ、共に人生を拓いていこうぜ。

なかまこさんのツイートに力をもらった。


SUNABACOに行こう。

きっと、私の人生を拓くきっかけになる。

SUNABACOはそんな場所だ、と実感させてくれる人達がいるから。




(想いのまま勢いで書き上げ、文体等整えておりませんので、不適切な箇所などございましたらご教示いただけますと幸いです。)

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