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撮影記

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気分で撮影の感想を記します。
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曇天と人形町の相性【写真30枚】

曇りがちなとある日、ここは東京の人形町 普段は一人での撮影が多い私ですが、この日は珍しく写真仲間のSeijiさんとTakutoさんと一緒。この三人で人形町から箱崎ジャンクションまでの撮影散歩に出かけました。 朝9時、人形町。 人形町は古い建物や狭い路地がその時代の面影を色濃く残しています。 木造の建物、昔ながらの商店、小さな飲食店など歴史ある街並みを背景に、各々の視点で日常の風景を切り取っていきます。 散策を続けながら撮影技術やカメラについて雑談を交えながら話す。これ

寒雨降り注ぐ下北沢【写真35枚】

1月のある朝、雨が降る中、下北沢を散策した。 下北沢への足取りは非常に軽やか。なんたってこの日のカメラはどハマり中のdp2 quattro、このカメラを導入して初の雨天撮影。どんな切り取り方をしてくれるか楽しみで仕方がなかった。 今回はそんな寒雨が降る下北沢を撮り歩いた撮影記を綴っていきます。 下北沢はかつて小さな商店街から始まり、今ではその独特の文化で知られています。戦後の発展を経て、古着屋、カフェ、小劇場が立ち並ぶ文化のメッカへと変貌を遂げました。 朝の散策では、

新春の青山【写真20枚】

新年の幕開けと共に、私は導入したばかりのdp2 quattroを手に青山を巡ることにした。 青山といえば、その洗練された街並みや文化的な雰囲気で知られ、東京の中でも特に魅力的な地域の一つとなっています。 写りに優れたdp2 quattroはそんな青山の魅力を捉えるにふさわしいと考え、この日の撮影に採用。このカメラ、またそのセンサーの特徴について以下の記事に書いているので、気になった方は先にこちらをご覧ください。 青山は江戸時代からの歴史を持ち、かつては武家屋敷が立ち並ぶ地

時が人を結ぶまち川越【写真30枚】

初夏だと思いきや真夏日 暑さにめっぽう弱い僕だけれど埼玉県川越市に訪れた。 今回はそんな川越での撮影記を写真30枚と共にお届けします。 川越といえば、よく「小江戸」と呼ばれる風情のある街という認識をしている方が多くいるかと思います。そもそも「小江戸」と呼ばれるようになった所以は江戸との舟運で栄え、江戸情緒を残す蔵造りの町並みと江戸天下祭の影響を受けた山車祭りがあることからだとか。 余談ですが、他にも栃木県栃木市と千葉県香取市が「小江戸」と呼ばれ、3市の市長および市民が一

都心の夜空を彩った隅田川花火大会【写真20枚】

7/29に例のウイルスの影響で中止が続いていた隅田川花火大会が4年ぶりに開催されました。 予想されていた95万人を超える103万5000人の人出となるくらい、いい意味でも悪い意味でも賑わった大会となりました。 今回は隅田川花火大会の様子を写真20枚とお届けします。 打ち上げ開始は19時からですが、それよりも4時間も早い15時に現地に到着し、大会の準備模様をぼんやりと見ていました。 隅田川花火大会の歴史をさかのぼってみると、江戸時代に流行していた疫病の犠牲となった人々の慰

上野の居心地【写真30枚】

好きな街があれば当然苦手な街もあります。 常に自分の快適な場所にとどまりがちですが、逆に苦手な街に足を運ぶことで、新たな発見や視点が得られることもあります。 苦手な街を撮り歩くことで、新しい写真の世界が広がる可能性もあるかもしれません。 そう思い立ち、中々近づくことのできない距離のある街である上野周辺を撮り歩いてみました。 今回はその撮影記となります。 上野から御徒町へ 実は御徒町という地名は既に存在していません。 1964年まで存在した台東区の地域名で、現在は東上野

銀座から築地を撮り歩いた日【写真35枚】

銀座から築地は遠いようで近い。地方民である僕からすると銀座は都心ど真ん中で築地市場というイメージがあるからか月島や勝どき付近にあると思っていたが、実は銀座からは勝鬨橋を渡ることなく晴海通りを10分ほど直進するだけで築地に到着する。 なぜこんなイメージを持っていたのかは謎だが、この謎の先入観を払拭するためには自分の足で歩くしかない。 とある日の朝、いつものように銀座で撮影をしていたのだが、その足は気が付いたら築地にあった。 これはそんなとある日の撮影記 銀座といえば、ハイ