2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵攻の日のツイートメモ
大学のゼミ・講義のブログですが、ちょうど来年度の講義が「戦争とドイツの歴史」ですので、メモとして残しておきます。
これには2つ追記したいです。まず大学内で「ロシアを批判することはできる」ということです。個人とは関係なければ遠慮することはありません。この「個人の自由」もまた守られています。そしてだからこそ、ロシア学生やウクライナ学生と他の学生とも「議論」できるのです。議論を恐れないでください。 https://t.co/xdKBKvMqBh
— noby (@nob_de) February 24, 2022
私たちが見せられている(いや、見ることができていない)のが現代戦争。今、恐ろしい速さで侵攻が進み「私たちの得られる情報」はあまりに遅れている。今回で現代の指導者がこの現代戦争の「魅力」を知ってしまったということ。これは世界の歴史を大きく変えると思う。戦争と歴史の研究者として記す。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
「従来の戦争だって見えていない」と思われるだろうが、確かにそう。第二次世界大戦後は局地的な「見えない構造/見ない構造」が創り上げられていた。ただここまで大々的に侵攻し、一気に戦争を終結させ(予想)、その後に見えない構造を創り上げられるなら、これほど「魅力的」なことはない。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
(こうなって欲しいわけではないが)超短期の侵略で終わってしまえば、「私たち」もずっと緊張はしてられないので「日常」に戻っていく。そしてウクライナを意識の外側に置く。ただこれは誰も攻められない。あと「予想」は外れてほしい。現代戦争の快楽を指導者に味合わせてしまうからだ。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
これ「勘のいい人」は分かっていると思うが、まずはロシアがバルト三国に、そして中国が台湾に、似たようなやり方を採れるってこと。また、例えば日本なら「見ないふり」をする社会やテクノロジーを生み出す欲望に勝てるのかという問題も出てくるだろう。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
先日からの、ドイツのニュースの発信ツイートでも指摘しているように、バルト三国のこの動きは準備されていた。これでEUは今まで以上に「当事者」となる。 https://t.co/5yshZzDHWo
— noby (@nob_de) February 24, 2022
軍事ファンやミリタリーマニアと呼ばれる方が「戦争」に強く刺激を受けて、興奮気味に反応されるのは分かります。私個人は、それでよいと思います。ただドキドキしちゃうような兵器が、現在「人を脅かし殺している」ということを思い出してもらえればと。ただ、当然今だけではなくずっとそうでした。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
ベルリン・ブランデンブルク門前で数百人参加(?)の反戦デモが起きているが、反戦の声、経済制裁、他国の判断を遙かに超えた速度でロシアは侵攻している。情報速度を遅らせるためにサイバー攻撃も行われている。「ウクライナ掌握→譲歩して東部二地域の独立承認」とかは私見ながら最悪のシナリオ。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
なぜ「最悪」かというと「そういう現代戦争の先例」を作らせてしまうから。繰り返すが、これは戦争の歴史の転換点になる(それに気づかないことも転換点といえる)。前ツイート、「私個人の不安は払拭されるのでまぁ良いか」と思う人が少なくないのではないだろうか?
— noby (@nob_de) February 24, 2022
これも繰り返してくっ付けておくけども、この「先例」は強国の指導者にとっては魅力的なのだ。ロシアによるバルト三国や中国による台湾にも応用可能だから。情報網遅滞と超高速の侵略、その後「譲歩」による領土獲得。情報の消費速度が速く「すぐに忘れてしまう私たち」には効果的。
— noby (@nob_de) February 24, 2022
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