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【第31回】 Salesforce Marketing Cloud の Trailhead シミュレーターを使ってみよう

この記事を書いている時点(2023 年 4 月)で Salesforce Marketing Cloud においては、誰もが使えるような「デモ環境」が存在しません

Salesforce パートナー企業においては条件次第で貸与可能となっています。詳細は下記リンクをご確認ください。

Salesforce Marketing Cloud は Salesforce 社が買収した ExactTarget 社という企業のメール配信ツールを元にして運用されています。Salesforce Marketing Cloud は現状 Salesforce のコア(Salesforceの本体)側のプラットフォーム上には存在していません。そのため簡単にデモ環境を用意できなかったり、Trailhead を使ったハンズオンも存在していません。

上記内容が一般的に言われる Salesforce Marketing Cloud にデモ環境がない理由になりますが、実際に Salesforce Marketing Cloud を実装した経験のある人であれば分かることですが、そもそもメール配信をするには、それなりに配信環境というものを整える必要があります。さらに、国ごとの様々な法律の制限などもありますので、メール配信ツールを「お試しでご自由にどうぞ」というラフな形で貸し出すことが難しい、というのが本音になってくるかと思います。

このように Salesforce Marketing Cloud のデモ環境が無いことで、コア側の学習を終えて、いざ Salesforce Marketing Cloud の勉強しようとした時に触れる環境が無くて困る・・・、というケースが頻発しているのを私は知っています。

デモ環境が無い以上、ヘルプドキュメントや Trailhead を使って学習するしかないのですが、Salesforce Marketing Cloud を使ったメール配信の流れだけでも掴みたい、という時に役に立つ Trailhead シミュレーターというものが公式で用意されていますので、紹介しておきます。

私の知る限り、以下の4つが用意されています。

▶ Email Studio で再利用可能なメール テンプレートを作成する

▶ Email Studio でウェルカム メールを作成する

▶ Email Studio でメールのプレビュー、テスト、送信

Journey Builder でメッセージを作成して送信する
 
演習 1: オーディエンスを定義する
  演習 2: メールメッセージを作成する
  演習 3: メールメッセージを送信する

この Trailhead シミュレーターは完全無料なので Salesforce Marketing Cloud を一切触ったことがないという方は、是非試してみて下さい。画面をクリックして行くだけで、メール設定の流れがイメージできます。

今回は以上です。


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