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【第116回】 Journey Builder の判断分岐でジャーニーデータ選択時の条件設定を「無効な属性」にさせない方法

Salesforce Marketing Cloud の Journey Builder において下記のような場面があるかと思います。

① ジャーニーの設定が完了した後、別のエントリソースに変更する
② ジャーニーのバージョンアップの際、別のエントリーソースに変更する

このような場面において、判断分岐で「ジャーニーデータ」を使用していると、それはエントリソースのデータを参照していることになりますので、削除してしまうことで参照先がなくなってしまい、判断分岐の条件で設定していたフィールド名が「無効な属性」と表示されてしまいます。

このような時に「せっかく設定した判断分岐の条件はそのまま活かしたい」という要望があるかと思います。特に判断分岐が大量にあったり、分岐のテストも完了している場合などは再設定は荷が重いですね。今回はそのようなときの対処法です。

まず、下記のような例があったとします。エントリソースが持っている 「Last_Purchase_Date」をジャーニーデータとして条件で使用しています。

ここでエントリソースの再設定を行おうとして、エントリソースを削除すると、想定通り「Last_Purchase_Date」の部分が「無効な属性」となり、あたかも条件の再設定が必要であるかのように表示されます

では、どのように対処すれば良いかと言いますと、まずは、通常の手順でエントリーソースを変更してください。この時、変更するデータエクステンション側に「完全一致」となる同じフィールド名の項目を用意してください。下記の通り、エントリーソース変更後に、まだ項目名が「無効な属性」となってしまっていることを確認します。

ここで「保存」ボタンを押します。

そうしますと、なんと設定が復活します。

やることは簡単でしたね。ここでのポイントは「諦めないこと」でした。笑

これまで「無効な属性」な属性になってしまい、仕方なく再設定していた方はぜひお試しください。

今回は以上となります。


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