「ザ・スイッチ」。　　　　　　　　　　　俺があいつであいつが俺で？

公開延期されてしまった「ザ・スイッチ」を試写で。

ビッチ女子大生が殺人鬼に何度も殺され人生をやり直す、同じトム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の6倍くらい面白いタイムループホラー「ハッピー・デス・デイ」の監督による新作。

まさにスラッシャー版「おれがあいつであいつがおれで」（「転校生」でも可）。女子高生と血も涙もない連続殺人鬼の中身があることで入れ替わり、24時間以内に元に戻らないとそのままになってしまう、さぁ50代の指名手配されてるおっさん殺人鬼の姿の女子高生はどうやって収束させるのか!?

とにかくホラー・スラッシャームービー愛が散りばめられていて最高。残酷なところもちろなるんやけど、「スクリーム」、「13日の金曜日」「フェリスはある朝突然に」のジョン・ヒューズ監督の青春映画リスペクトしてたり、その人的オマージュが捧げられてたり、芸が細かい。

主人公を取り巻くキャラクターもちゃんと今にアップデートされてるのも好感持てます。反面、スクールカーストあるあるのジョックスやクイーンビーとかはわかりやすかったり。エンディングロールもポップとグロテスクが同居してて良いなぁ。

で、この設定、綾瀬はるかと高橋一生の日曜のドラマ「天国と地獄」と同じなんやけど（女子高生が女刑事になってる）・・・。