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「チャレンジャーズ」

6月7日(金)から公開される「チャレンジャーズ」を試写で。



若き女子テニスプレイヤーのタシは、実力と名声を手に入れていたものの、ある日怪我によって選手生命が絶たれてしまう。そんな彼女が次の目的を見出したのが、自分に好意を持つ同世代の男子テニス選手パトリックとアートを同時に愛することだった・・・。

フランソワ・トリュフォー監督の「突然、炎のごとく」のような話が現代に蘇ったのかなと思いながら見ていたらとんでもなく斜めをいく話でした。

ま、昔から男女3人集まれば色々と複雑な関係が生まれ繰り広げられるのは「はなればなれに」、「冒険者たち」、「それから」、「こころ」などなど、そしてついでにドリカムを見ればわかる。でも、こんな話に展開するとは!



極端な男女の顔のアップから始まるオープニングから、何が始まるんだろっていきなり引き込まれてしまう!ゼンデイヤが素晴らしい。ヒロインなのに自己中心的で自我の強さで正直嫌な女。それでも惹きつけられてしまう。そして育ちは違うけれどどちらも実はピュアな、パトリックとアートを演じるジョシュ・オコナーとマイク・フェイストもいい!

「君の名前で僕を呼んで」や「サスペリア」のルカ・グァダニーノ監督は、これまでの作風とは違うハッチャケまくりの映像(テニスの試合シーンは呆れるほど)と要所要所で流れるEDMで煽りまくり!
思わせぶりなマクガフィンやホモソーシャルな部分なども刺さりまくりました。


#チャレンジャーズ #映画 #ゼンデイヤ #テニス

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