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アメリカ編2.~◇海外勢とのビジネス

最初に:

今の私があるのは、下記2名の【 プロフェッショナル 】のおかげ!
この場をお借りし、心より感謝申し上げます。
ご指導いただきありがとうございます。

◆Mさん ー 法廷同時通訳もされる通訳のプロ。Mさんの会話力・英語力はネイティブの方でも驚かれるほどのレベル。

◆Kさん ― 海外取引のプロ。数千万~数十億の商談をまとめ、商談の%報酬で生計を立てている。世界各国を飛び回わる。

上記の続き、北米勢とのビジネス体験その2.です。

今回のテーマは、「サンプル請求の数」

初めての海外取引から数か月後、私は、Kさんの紹介でサポーターを北米で製造販売されている企業の社長Tさんと、大阪駅近くのカフェで会うことに。当時、手首や足首を痛める事が多かった私は、調香師の仕事と並行して、サポーターの販売も始めようか?と考え始めていました。

Tさんは、20代で単身渡米、現地法人を立ち上げ活躍されておられる関西出身者。日本語も話されます。お会いして間もなく、話を切り出されました。

「植田さん、親孝行してますか」・「日本人の親ほどありがたいものないですよ」「アメリカ人の親は、自分の財政が弱ってきたら、平気で子供も見捨てますよ」・「アメリカの社会システム上、無理もないとは思うけど・・・なにせ強烈な資本主義なので、アメリカは」・「いまに、日本も必ずそうなりますよ」・「植田さん、未だ30代でしょ。今のうちに準備しておいて正解ですよ」

と、アメリカと日本の比較話を始められました。

やっぱりそうなんだアメリカって。と、私は思いました。
次に、コンサルKさんとTさんとの話。その後。

Tさん:「植田さんは、誠実な方ですね。わが社の製品を日本で販売してみませんか?条件が合えば、日本での独占販売権も約束しますよ」

私:「まず、サンプルを試させて下さい。それから決断いたします」

🚗Tさんは、次の予定へと向かわれました。


💦この後、私は前回に引き続き、
またもやカルチャーショックに遭遇!!

帰り道、サンプルの件でコンサルKさんとの会話。

K:植田さん、サンプルいくつ請求されますか?

私:サンプルなので10個か多くても20個ぐらいでしょうか?

K:20個?そんなのでいいのですか?

私:えっ、もっと請求されるのですか、Kさんならば。

K:そうですね。私なら最低100個は請求しますね。T社長に。

私:100個!でも・・・たしか製造原価で1,000円ぐらいですよね、
あの商品、それを100個も・・・。10万円ですよね。

チャレンジ!

K:どうしてですか?Tさんは、植田さんを信頼されてましたよね。それに植田さんは、既に香り販売のお客様を4000人近く抱えておられますよね、確か。サポーターに興味のあるお客様に配布するなら、最低100個ぐらい必要では?

私:サンプル配布の後、もしも、本番販売を開始出来ない事になったら、
T社長に申し訳ないように・・・
思います。

K:そんなの、気にしなくてもいいじゃないですか?!植田さんが、「チャレンジしたい」のなら、全くもって関係ない事です。実際の販売にたどり着くかどうか。など。植田さんが本気&やる気なら、たとえ本番まで行かなくてもOKじゃないですか?私が植田さんならT社長にこう伝えます。

「私は御社の製品がとても気に入ったので、顧客へサンプル配布したいと思います。4千人ほどの顧客リストの中で、サポーターに興味を持たれた方へ100名分を配布したいので、100個のサンプルをくださると光栄です。顧客からの反応が良ければ、私は、月に〇〇個の販売計画を立てます。」

▼本販売をしないケースなら、以下です↓

「私はサンプルをいただき、ベストを尽くしましたが、顧客特性その他の条件を考慮し、本販売はしない事に決めました。ありがとうございました」

私:えっ!そんなので、いいのですか?100個も請求しておきながら。

K:植田さんの考え方は、★凄く日本的★ です。アメリカでは、チャレンジを重視します。植田さんが自分のプランを伝え、情熱を伝え、サンプル請求→T社長は、OKを出した。双方どちらにも、「あとの責任」など発生してませんよね?お互いが、既に納得したのですから。

サンプルの後、実際の販売を開始するか、否か。など、全く気に留める必要はありません!そんな事を思い悩む間があるのなら、サポーターがどうすれば売れるか。を考えるのが良いと思いますよ。

と。

まだまだ、NOBUYAの海外取引修行は終わらない・・・

イギリス編に続く。


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