バイブレーション

今日の午後は、2件続けて外回りの予定。1件目の訪問先に移動するため丸の内線で銀座まで。遅刻したくてもできない人間なので、いつも通り15前に着いた。先方のオフィス入口前で、脇元でバイブレーションの振動を感じる。急遽リスケしてほしいとのこと、嬉しさのあまりリスケの理由は覚えてはいない。話を聞くフリをして、どこで時間を潰そうか考えてたりする。せっかく銀座なのでブラブラしようと何歩か歩き出したら、太ももでバイブレーションを感じる。なんと、2件目の訪問先から。内容は言うまでもなく、歓喜のあまり、当然理由は覚えちゃいない。そこからの記憶は断片のまま。たしか銀座の町中華に寄ってラーメンチャーハンセットと瓶ビールを頼んだはず。窓の外には、スーツを身に纏った人間たちが下を向いて歩いているのが見える。その窓に反射した自分の顔は少し赤い。上司に、商談内容を報告しなければいけないことを思い出して、少し酔いが覚めた。