詩 「同じ場所」

ずっと同じ場所にいる

朝昼晩
春夏秋冬
晴雨曇

変わらない景色
変わらない世界
変わらない自分

時間だけが坦々と
真っ直ぐ水平線の先へと伸びる道を
変わらない速度で進む

時間が歩む道の脇で
水平線に沈む夕陽を見る

昨日よりほんの少しだけ
冷たい風が
緩やかに吹いている

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