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夏の暑さを忘れる

首元や脇下や内腿や足裏や
脳裏にまで滲みみたいにこべりついて
長い間取れないと思っていたあの夏の暑さは
夏と秋のちょうど境目の
秋雨や
秋風や
秋陽に
当たって
ゆっくりじっくりやんわりと
気づかないうちに溶けていった

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