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ああ、穴に堕ちたい。
誰にも気付かれずに自分でも堕ちたのかどうか分からないくらいひっそりと閑かに。
誰かに気付いてもらいたいとひっそりと秘めた想いを悟られない様に。
誰でもない自分が生きているのかそれとも生きていないのかきっちり自分で確かめる為に。
希望のない未来だから、穴底からうっすら見える朧月を希望の光として宿す。
ああ、自分で自分を穴に堕としてやりたい。

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