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岐路

日が巡りゆく度に
生きる道と
死にゆく道
との岐路に立つ

どちらが生きる道で
どちらが死にゆく道なのか
それはわからない

雀が薔薇の木の枝に乗り歌う
銀杏の葉が秋風に吹かれ揺る
川の水面に秋陽が薄く煌めく

手掛かりはそれくらいで
日がまた次の日へと巡る直前で
なんとか一歩を踏み出すと
たまたま生きる道

そうやってたまたまが続いて
また今日この瞬間も生きるか死にゆくかの
岐路に立つ

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