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雨、夕刻、帰り道

ふと学生時代の苦労を思い出す。ふと友だちの近況を気にする。ふと将来の自分を想像する。普段は顔の見せない思考の断片が、頭の中を駆け巡っていく。新鮮さと懐かしさの間を行ったり来たりしながら、バラバラにあった点と点が繋がったり離れたりしながら。いつのまにか家の前に、背負ったままのリュックは半分濡れている。

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