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絶望の淵

前に歩いている
はずなのに
気づけばいつも絶望の淵にいる

いつの日からか
顔を上げないで
目を開かないで
前を向かないで
歩いているから
太陽が眩し過ぎて
石に躓くか怖くて
前が分からなくて
歩いても歩いても
ここは絶望の淵だ

絶望の淵で
ひとり
涙を流す

絶望の淵から
涙の滴一滴が
宇宙に落ちて
星屑となって
小さく光輝く
それを地球の
絶望の淵から
見て前に一歩
歩き出す

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