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「ベストセラー本の出版」の裏側と舞台裏にある重要な要素はお茶目さだった

あ皆さんこんにちは。坪田信貴です。

坪田塾という大学受験の子別指導学習塾の塾長をしています。多分一番分かりやすいのは、「ビリギャル 」の先生(伊藤淳史さん役の人)です。

今、ダイヤモンド社で来年出版予定の本を書いています。

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(↑クレジットカードのポイントで集めたものばっかり(笑))

社会人の人材育成の決定版になる本です。

基本的にはビジネス書ってライターさんと編集者さんとにインタビューをしてもらい、それが原稿として上がってきて、そこから著者が赤ペンを入れることで完成していきます。

僕の場合ももちろんそうですが、ビリギャルはちょっと違いました。小説形式だからということもあるのかも知れませんし、元々ブログ記事が人気になったからというのもあるかも知れません。

最初に僕が全部原稿を書き、それを編集者さんがリライトして、そこからさらに上がってきた原稿をあーでもないこーでもないと編集者さんと揉みながら、最終的に僕の書いたワードの文字数は60万字になっていて(これは本6冊分)、本を一冊書くというのはこんなにしんどいものなのか、二度と書くか!と思ったものでした。もちろん、終わりの頃になると、ちょっとこの作業が終わるのかと寂しくもなったんですが…。

ビリギャルの出版が2013年の12月で、次の本が2016年の10月と、3年も開いたのはこのトラウマから脱却するのに時間がかかったというのもあります。

人間は9タイプも結局原稿を僕が全部書き、リライトしてもらい、そこからまた揉んで…という流れでしたね。

バクノビは、元々僕が坪田塾の岩田先生に研修した内容を彼がすべてメモしてくれていたので、そのメモをベースに編集して貰っていたのでした。

それ以降は、基本的にインタビュー→ライターさんが原稿を書いて、編集者さんがリライト、編集し、僕がゲラチェックして発売という流れでした。

来年発売予定のダイヤモンド社さんの本は、「自分で書きます?どうします?」と聞かれたので、なぜか「自分で書きます」と言ってしまいました…。

言った後に、いや待てよ、そんな時間あるか?

と思いましたが、一度言ってしまった以上後には戻れません。

そこで、担当編集の土江さん(「伝え方が9割」などの担当編集)と、プロデューサーのタカトモさん(「人生がときめく片づけの魔法」などの担当編集)にインタビューをしてもらい、それに僕が答え、それを文字起こししてもらってそれをベースに原稿を書くという形にしています。

一気に書くのは無理なので章の良い区切りで締め切りを設けて1週間に一度原稿を書いています。

ただ毎週金曜日が締め切りなのですが、金曜日までに結局一文字も書かないまま、毎回、「すみません、まだ何も書いてないので日曜日に出します!」というのを1ヶ月ぐらい続けています。(日曜日には出しています)

で、実は、土江さん編集で、僕がプロデューサー、タカトモさんが著者という企画も進めているんですが、そこでもみんな仕事を遅らせていて、締め切りをいつにするのかで苦しんでいます 笑

僕とタカトモさんは「人の作業の締め切りを決めるとき」は嬉々としているのですが(それもどうかと思いますが笑)、土江さんは、「そもそも自分にも他人にも締め切りを決めるのが苦手…」というタイプで、

しかも、全員遅刻はするし、すっぽかすし、時間を間違えるし…笑

毎回、めちゃくちゃ楽しいんです。(面白いのは、それぞれがいじることはあるんですが、みんな怒らず、とても優しい)

このメンバーってそれぞれの実績は相当あると思うんです。

でもいわゆる学校とか家庭とかで、「そんなんじゃ社会に出たら通用しないぞ!」と言われる人間像な気がしていまして、「社会に出て通用する」ってなんだろうと改めて考えさせられます。


大切なのはお茶目さや愛嬌

なんじゃないかなと思うのです。

それで思い出したんですが、ちょっと前に、

この記事を読みました。

要するに、お笑い第七世代のリーダーである霜降り明星のせいやさんが、吉本興業の最重鎮「笑福亭仁鶴」師匠のを絶対言わなそうなモノマネ」をしていて結構ウケる流れができていました。

例えばさんまさんに向かって「さんまくん、君、歯が出てるだけやなー」と若手の芸人のせいやさんが最重鎮を演じて、大御所の人をイジるという構造ですね。

大阪の新しいホールのこけら落としの時にもその流れで笑いが起こり、吉本興業の経営陣もみんなそこにいてその舞台裏でせいやさんが大﨑会長と会った時のエピソードが今年一番面白かったとして紹介されています。(詳しくは記事を読んでみてください)


大﨑会長のおちゃめな所が全開のエピソードなんですけど、僕はこれを聞いて、今度は「大﨑目線」でどうだったんだろうと思い、直接聞いてみたことがあります。

そしたら、もう、いきなりおじいちゃんが孫の話をするかのような表情で


「せいやくん。あの子、ほんまにええ子やなぁ。おもろかったわ〜。また、仁鶴師匠に全然似てへんねん 笑 雰囲気だけやからなおさら笑っちゃいそうになったなー」

と嬉しそうにおっしゃっていました。

そこから、自分が初めて現場でついた芸人さんが仁鶴師匠で…という思い出話をしてくださいました。


そんな大﨑洋 吉本興業ホールディングス会長 がご自身初の著書として出される本が8月20日に出版されます。


帯にはなんと島田紳助さんがコメントを下さいました。

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帯の推薦文は誰にお願いしようという話になった時に、

もちろん吉本の芸人さんのことも頭に浮かんだのですが、あえて吉本を離れた方で大﨑さんのことをよく知っていらっしゃる方の方が良いのでは?と思い、

いろんな背景は考えずに「島田紳助さんはどうですかね?」と聞くと、

大﨑さんは「紳ちゃんええなぁー。受けてくれへんかなー、受けてくれたら嬉しいなぁ」とニコニコされていました。

いよいよ8月になりましたので改めて告知させてもらいまーす。


この本も構想から1年以上が経ち、本当に紆余曲折がございました。

その辺のことも「はじめに」や「あとがき」に書いてあります。


この本を片手に、全国でトークショーを行ったり、
仲間作りもやりたいなーと思っています。

本文中では、アマゾンのリンクをご紹介しましたが、ぜひお近くの本屋さんでご予約くださいませー!

よろしくお願い申し上げます。

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