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週末のBloombergより

◆5月3日にFED最後の+25bp利上げがあるかどうかは、今後の銀行貸出スタンス厳格化度合いの見込み次第。大手行は特段動きそうにないが、中小行がかなりの厳格化に動きそうなら利上げは不要になる。但し、この見極めは正直今誰にもできそうにない。加えて、そろそろ要警戒の債務上限問題が見通しを一層不透明にする。

◆預金保護上限は引き上げる必要あるが、引き上げを幅大きくするほど銀行への規制を厳しくする必要がある。上限なしの保護は原資がない上バランスが悪すぎるのでありえない。

◆不透明だからと言ってCASHを厚くし過ぎると、必ず出遅れてアンダーパフォームになる。バランスシートやビジネスモデルが景気後退局面(マーケットはフルに織込済)を凌ぐのに十分強い企業をうまく見極めて投資(stay invested)しておく必要がある。

◆(サマーズ教授としては)債務の積み上がり、財政赤字の定着/拡大傾向、今後必要になる気候変動対策投資などを考えると、コロナ前の低金利に戻れるとはとても思えない。


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