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専門雑誌プレイバック

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2002年から2004年にかけて連載した専門雑誌・専門新聞の紹介コラムです。
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記事一覧

家主と地主

家主と地主

 新入学、新入社、人事異動など、何かと慌ただしい季節も終わり、ホッと一息という感じの今日この頃。読者の皆様の中にも、この春、引っ越しされた方は多いのでは。
 引っ越しといえば、付き物なのが敷金・礼金。警察の官舎の場合は、そんなもの必要ないのかもしれないが、民間賃貸住宅に入居するには結構な金額を支払わねばならない。
 が、不況&デフレの影響もあって、最近では「礼金・敷金ゼロ」なんて物件も出てきている

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愛石の友

愛石の友

 主婦の雑誌は『主婦の友』、音楽愛好家の雑誌は『音楽の友』、愛犬家の雑誌は『愛犬の友』……とくれば、愛石家の雑誌は当然、『愛石の友』である。いきなり「愛石家」と言われてもピンとこないかもしれないが、読んで字の如く「石を愛でる」趣味を持つ人のことだ。つげ義春原作、竹中直人監督・主演の映画『無能の人』にも登場したので、ご記憶の方もおられるだろう。
 創刊は昭和58年。当代随一の愛石情報誌として、愛石家

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月刊食品工場長

月刊食品工場長

『月刊食品工場』ではない。『月刊食品工場長』である。世の中に食品工場がいくつあり「工場長」という肩書きの人が何人いるのか知らないが、ここまで読者を絞り込んだ雑誌も珍しい。といっても、『週刊プレイボーイ』の読者が必ずしもプレイボーイとは限らないように、食品工場長以外の人が読んでも差し支えはないものと思われる。

 表紙は毎号、食品メーカーの社長とその工場の写真。2003年12月号は、日本食塩製造の社

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養豚界

養豚界

 やれBSE(狂牛病)だ、鳥インフルエンザだと、畜産農家には心配事が尽きない今日この頃。そんな状況を反映してか、養豚業界の専門誌『養豚界』11月号の付録は「全廃・一部廃棄につながる主要疾病」のポスターだ。「豚丹毒」「濃毒症」「サルモネラ病」「マイコプラズマ性肺炎」「豚赤痢」などの病気が写真入りで解説される。病気の内臓の写真なんかもあり、一般人には不気味なだけだが、養豚農家にとってはすこぶる便利なも

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月刊体育施設

月刊体育施設

 警察官の皆さんの中には、スポーツマンも多いことでしょう。そこで今回は、スポーツとは切っても切れない関係の雑誌、といっても『ナンバー』とか『スポーツ・ヤァ!』とかではなく、その名も『月刊体育施設』。競技場や体育館などスポーツ施設についての専門誌である。
 そんな雑誌があったのか、ということにまず驚くが、12月号のトップ記事は、年末号だけあって「2003年スポーツ十大ニュース」と、とっつきやすい。気

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株主手帳

株主手帳

 みなさん、株やってますか? 私はやってません。
 言うまでもなく、株式とは資本主義の基本である。ニュースでは必ずその日の日経平均株価が報じられ、新聞は株式相場の一覧に紙面を割く。つまり、「株式市場の動向は、社会的に非常に重要な情報である」という暗黙の了解がなされているわけだ。
 が、実際のところ、金融関係に勤めている人や、個人投資家以外にとって、株は意外と縁遠い世界なのではないか。新聞の株式欄の

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炭の力

炭の力

 おそらく日本唯一の「炭・木酢液・竹酢液の総合情報誌」。何がすごいって、まずタイトルがすごい。『炭の力』。誰がつけたのか知らないが、炭への熱い思い入れがひしひしと伝わってくるネーミングだ。
 中身のほうも炭火のように熱く燃えている。Vol.24(2003年11~12月号)の第一特集は、「炭入り繊維の衣料は機能的で着心地満点」。最初に紹介されているのは、直径1ミクロン以下の微粒子にした備長炭をナイロ

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防衛ホーム

防衛ホーム

 2003年8月31日、沖縄県沖縄市で、航空自衛隊那覇基地所属の自衛官が爆死した事件は、その後、自衛官の自宅からロケットランチャーなど大量の武器弾薬が発見されたことで大きなニュースとなった。が、同じ自衛官を主な読者とする新聞『防衛ホーム』(毎月1日、15日発行)の同年9月15日付号のトップを飾ったのは、8月27~30日に行われた「平成15年度富士総合火力演習」の記事と「防衛庁・自衛隊 高級幹部等名

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全ドラ

全ドラ

 景気がいいのは一部だけで、給料は上がらず、ボーナスもカット、リストラや倒産の恐怖に脅える多くのサラリーマン家庭にとって、「切り詰められるところは切り詰めよう」と考えるのは当然のこと。そんなとき、削減項目リストの上位に挙がるのが、「クリーニング代」であろう。
 おかげでクリーニング業界は顧客確保に四苦八苦。そんな苦境に「消費者は今、業界に何を求めているか」との見出しを掲げ、「クリーニング市場の変化

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全国きのこ新聞

全国きのこ新聞

 この原稿を書いている現在、日本列島はうっとうしい梅雨空が続いている。しかし、降らなきゃ降らないで、水不足とか、いろいろ影響が出てくるのも事実。とくに農業に従事する人にとっては、梅雨時の天候というのは最大の関心事かもしれない。
 それが証拠に今回ご紹介する、きのこ業界の専門紙『全国きのこ新聞』の6月20付の1面トップ記事は、「全国的に梅雨入り」だ。一般の新聞でも梅雨入りはニュースになるが、1面トッ

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ビー・クワ

ビー・クワ

 皆さん、夏休みの予定はもう決まりましたか? 職種によっては、お盆だからお休み、というわけにはいかないと思うけど、きっとそれぞれの夏休みを過ごされることでしょう。
 しかし、今回紹介する専門誌の読者の夏休みは、最初から決まってる。「クワガタ・カブト採集」、コレしかない。
 その専門誌とは、『ビー・クワ』。「クワガタムシ・カブトムシの最新情報誌」である。発行は、その名も「むし社」。昆虫マニアの間では

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ナース専科

ナース専科

 雑誌にリニューアルはつきものだが、今回取り上げる専門誌も5月号でリニューアルされたばかり。本誌読者の警察官諸兄同様、世のため人のために働く看護婦さん向けの雑誌『ナース専科』である。「看護婦さん向け」と書いたが、今は「看護師」というのが正式名称。でも、『ナース専科』の誌名は変わらない。
「新装刊」と書かれた5月号と、その前の4月号を比べてみると、表紙のイラストが変わっているほかに、キャッチコピーが

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神社新報

神社新報

 今年のお正月、皆さんはどこに初詣に行きましたか? ちなみに今年(2003年)の人出ランキングは、1位・明治神宮、2位・成田山新勝寺、3位・川崎大師、4位・伏見稲荷大社、5位・熱田神宮……といった具合。ベスト20のうち、お寺は2位の成田山新勝寺と10位の浅草寺だけで、残りは全部神社である。クリスマスにはパーティで盛り上がり、どこかのお寺から聞こえてくる除夜の鐘を聞きながら年越しそばをすすっても、初

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月刊廃棄物

月刊廃棄物

 毎度毎度、聞いたこともないようなマイナーな業界新聞、業界雑誌を紹介している当連載だが、今回取り上げるアイテムは、ある意味メジャー。環境問題に関心が集まっている昨今、まさに「今が旬!」とも言うべき雑誌である。
 タイトルは『月刊廃棄物』。1975年の創刊だから、近年の軽佻浮薄なエコロジーブームに乗ったオシャレ系エコ雑誌とは年季が違う。70年代前半は、高度経済成長のひずみが公害という形で噴出した時代

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