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セブ島カフェストーリー1〜セブにもおしゃれカフェの波がやってくる!

1.むかしは、3in1のコーヒーばかりだったが・・・


3月14日~18日に、5年ぶりにフィリピンのセブ島を旅行してきた。セブはかつて、筆者が2か月間の英語留学を経験した思い出の地。その後、何度か訪れたものの、コロナ期間は訪れる機会もなく、ようやく久しぶりのセブ訪問となった。

語学留学時代に、セブで何軒かのカフェに行ったが、当時はまだコーヒーの淹れ方にもこだわりがなく、WIFI が使えれば助かるなあという程度の存在だった。コーヒーそのものも、3in1(個包装でコーヒーの粉末と砂糖、粉ミルクが一緒になっているもの)が多かった。その後、台湾であちこちのカフェに行きまくる人生が始まったのだが、セブのカフェはどんな感じに変化しているだろうか。

今回はまず、ITパークからも近い場所にある「おしゃれな」カフェに潜入してみたい。


2.韓国系?のおしゃれカフェに潜入!


ITパークにほど近い「Banilad Town Center(通称:BTC)」という商業施設。ここには、さまざまなショップや飲食店、バー、オフィスなどが集まっているところだが、この中におしゃれなカフェができていた。名前は「Tom N Toms Coffee」。BTCの一番奥にあるカフェで、とてもおしゃれな雰囲気だ。台湾でもおしゃれなカフェが増えているが、ここはどうやら「韓国風」のカフェらしい。調べてみると、韓国人のオーナーが開業したカフェチェーンで、アジアを中心に400店舗以上展開しているのだとか。アメリカやフィリピン、タイなどに多いらしいが、なぜか台湾には一店も出店していないようだ。


おしゃれな外観

店内に入ると、明るくカジュアルな雰囲気で若者に人気が出そうな店づくりになっているようだ。店内はとても広く、座席数も多いので、語学留学性などで混雑していても座れないということはなさそう。半個室っぽい座席もある。


座席がかなりゆったりしている


3.セブでもカフェのお値段は急騰中!


では、さっそくコーヒーを頼んでみよう。まずは無難にアメリカンを頼んでみる。値段は160ペソくらいだったと思う(高くてメモするのを忘れてしまった笑)。最近のレートは1ペソ=2,7円くらいらしいから、約440円といったところか。これは台湾と変わらないねえ。韓国もおしゃれなカフェはとても高いと聞くので、本国の価格水準にならっているのかもしれない。


紙カップで出されたカフェ・アメリカーノ

だが、若者を中心に利用客は多数。韓国人留学生はそれなりに金があるだろうら、こういうお店に来られるとしても、それに負けないくらいフィリピン人の若者も見かける。セブに限らずフィリピンでは貧富の格差は大きく、富裕層にとってはこういうおしゃれなカフェが好まれるのかもしれない。

おしゃれなカフェではあるのだが、コーヒーは、フレーバーの多様さで勝負している感じだ。コーヒーの豆にこだわって、手沖咖啡を扱っているカフェはまだまだ少ない。セブは年中暑いので、ホットで味わうドリンクだと必ずしも人気が出ないのかもしれない。

4.日本人の姿は見えず


モダンでおしゃれなカフェに潜入してみたわけだが、残念ながら日本人の姿は見かけなかった。街を歩いていても、日本人はかなり少なく感じる。以前、語学留学していた頃(8年くらい前)は、日本語のよく耳に入ってきたのだが、今回はなかなか日本人に出会わない。現地で話を聞くと、コロナが落ち着いてすぐに韓国人は留学・旅行を含めてどっと押し寄せるようになったが、日本人はなかなか戻ってこないそうだ。

もちろん、コロナや治安が心配なのは分かるのだが、日本人の海外への関心自体が薄れているという面もあるかもしれず、ちょっと気になるところだ。(韓国人や台湾人は、ある程度大丈夫と判断すると躊躇せず海外に飛ぶ印象がある)


マンゴージュースもあった

店舗情報
Tom N Toms Coffee
88th Avenue Commercial Park, Cebu City
営業時間:7:00~23:30(たぶん無休)


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