台湾カフェストーリーpart4~湖口老街でひっそり営業するレトロカフェ
台湾には数多くの老街(旧市街の街並みが残っている通り)があります。その中でも、街並みの美しさでは台湾トップクラスの老街が新竹県の湖口老街。このレンガ造りの老街の一角に、渋いカフェ「幸福屋咖啡」があります。
湖口老街は、土日になると多くの観光客が押し寄せます。そのため、土日だけ開店するお店が多いですね。こちらの幸福屋も土日のみの営業です。
こちらのお店はアンティークな小物のショップも兼ねていて、店内の雰囲気はまさにレトロ。
お店を切り盛りするのはお母さんです。お子さんは現在、京都の大学に留学中。絵をかくことが好きで、お店の中にお子さんが描いた絵が飾ってあります。今はコロナの影響で簡単に日本から戻ってこられないのが残念だとのこと。この夏休みは一時帰国できるといいですね。
お店で飲めるコーヒーの代表格が何とミャンマーのコーヒーです。「ミャンマーでコーヒーが採れるの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はミャンマーはお茶だけでなく、コーヒー豆の生産も盛んになっているんです。
もちろん、ほかの国のコーヒーも飲むことができますよ。
小さな店で経営状態がとても心配になってしまうのですが、こちらのお店では、僕が来店している短い間でも、知り合いや常連さんと思しき方が次々とやってきます。これはもう、おかあさんの人柄によるところが大きいと思います。
こちらのケーキやお菓子は、常連さんの差し入れを分けていただいたもの。日ごろから温かな交流が展開されているんでしょうね。
【店舗情報】
「得趣堂幸福屋咖啡」
住所:新竹縣湖口鄕湖口老街156號
営業時間:10:30~18:30(土日のみ営業)
(個人経営のため、事前に確認することをお勧めします)
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