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節分合宿2日目〜法隆寺〜ならまち

2日目をどうするか?これは前回と同じようにみんなにアンケートをとってどこに行くのか決めた。節分は東大寺春日大社興福寺と近鉄奈良駅周辺だったので、そこからそんなに遠くないところ、、、ということで一番票が入ったのが法隆寺だった。

朝少し早くにホテル組はホテルを出て、またしてもスタバで恥ずかしいけど、今度はJR奈良駅旧駅舎の中にあるスタバで朝ごはん。
その後、JR奈良駅からJR法隆寺駅までは10分ほど。
電車組のみんなとも法隆寺駅で集合してランチへと。そこは、法隆寺の大御所~雷親爺~と呼ばれた北畠治房の邸宅、和CAFE 布穀薗。

立派な長屋門は淀城の門を移築したとか

法隆寺の隣ぐらいにあって、とても立派な長屋門を入るとガラス張りのカフェがあり、そこからその邸宅を眺めながらお食事をいただく。

斑鳩名物、竜田揚げランチ(近くに竜田川があるから斑鳩名物やねんて。ちはやふる〜

斑鳩名物の鶏の竜田揚げ定食をビールと共に。あの邸宅の中に入ってみたいなあと思いつつ、、、(邸宅の中に入ることはできない)

母屋

この邸宅を持っていた北畠治房という人は

法隆寺の堂塔を案内してくださるといわれる。・・・・・・・
御自身、須弥壇の上へ登って、ステッキで仏像を叩いてみて、
「どうだ、この音が推古式だがお前にはわかるか」
という調子だ。・・・・・・・
次には東院、次には中宮寺とそれぞれご案内を受ける。
「これ小尼!俺がお客様を案内するから、お前は曼荼羅を出したら下がってよろしい」
と、どこまでもこの調子で、男爵はまるで法隆寺界隈の大御所様だ。

埃 まみれの書棚から

という、めちゃくちゃ法隆寺で威張っていた男爵だったらしい。この母屋も法隆寺の宮大工棟梁で有名な西岡常一の祖父である西岡常吉が棟梁だったらしく堂々とした安定感のある造り。

上で引用したこの素晴らしいブログ「埃 まみれの書棚から」のリンクをこの日集まるみんなに読んでねとお知らせしたらちゃんと読んでくれていたので皆さん面白くご飯を食べながらお話しできたのがとても良かった。

さて、と食事を終えて法隆寺へと歩いていく。昨晩、いつものバーで明日法隆寺に行くんですよと言うと、マスターが法隆寺が日本一参道が長いんですよ、と言ってたのもあって、本当かどうかわからないけどwあの参道の松林の中央の砂利道を歩いて法隆寺へと向かう。

参道


南大門より中門を見る

伽藍へ入る前にまず、西円堂の薬師如来にご挨拶。こちらは拝観料金を払う前に行かないと行きにくい場所にあるので先に行かれる事をおするめする。

西円堂

丈六の薬師如来を拝見してると、その西円堂で御朱印を書かれておられる方がこちらも見てくださいと裏手の倉庫のような扉を開けて下ってなんと!そこにはびんずるさんがおられた。法隆寺でびんずるさんに出会えるとは思っていなかったので、びっくりしてから撫でさせてもらった。

法隆寺のびんずるさん

その後、伽藍の中へ入り五重塔を眺めつつ、金堂へと入っていく。金堂の中の素晴らしい仏像達。鞍作止利へ思いを膨らませる。


エンタシス
これの本物を東京国立博物館の法隆寺宝物館で見たような、、、(もちろんこんなに大きくないw

そして、大宝蔵殿で百済観音にまた会えたねと前から横から眺めつつ話しかける。

夢殿

夢殿へと歩みを進め、今は御厨子の中におられ救世観音の吐息を感じたような気持ちになる。

中宮寺でかわいい如意輪観音に見惚れて、ここまでで2時間ほど。本当は自転車を借りて三つの塔を感じる旅もしたかったんだけど、時間的にも法隆寺の観光案内のiセンターの方に止められてそれが出来なかったのが残念。また、良い季節に斑鳩三塔を発見する日を作りたい。そんな話を法隆寺の近くのカフェでしていた。

この日、集まった七人のうち、二人は帰る事となり、残った私たちはJR奈良駅に向かうことに。ならまちをぶらぶらして、春鹿で利き酒し、前日いっぱいで予約の取れなかった「居酒屋 天うま」へ電話をしてみるとOKとのことでそこで晩御飯。多彩なメニューがあり、団体で行ける店だとわかって、これから人数が多い時はこちらを予約しようと考える。
そうして私は近鉄奈良駅より神戸へと向かい、お仕事のワインバーをちゃんと開けたエライ人ですw 遊んで働いて自分をちょっと褒めたくなった節分〜法隆寺合宿でした。

23.2.4~節分合宿2日目


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