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サイコロきっぷで出雲へ〜初日③ 出雲の夜 BAR Culture と 夜鳴きそば

美味しい出雲の居酒屋「ツバメヤ」を出てクラフトビールバー「Izumo Brewing Co.」へ行こうとしていた。お昼に出雲大社の鳥居前の屋台みたいな店で飲んだクラフトビールが美味しかったので、行きたくなったのだ。それも、箕面ビールみたいに醸造所の横がバーになっててええ感じに洗練された店みたい。

しかし!その日は休みだったようで、、、しょんぼりしているとホテルへ帰る間にちょっといい感じのバーを発見した。開放的な店で道沿いのガラス窓からバーの棚が見えて、ウィスキーもちゃんとしてる。こんばんは〜、と入ってみるとまだ早い時間でお客は私だけだった。

いいバックバーだ

バーで最初の1杯目に頼むジンリッキーを注文。ジンリッキーを作ってもらっている間に、目の前に並べられていたカンパリのボトルが見たことないやつで、マスターにこれはカンパリを何かの樽に?と聞くと、バーボンの樽で仕込んだ「カンパリ カスクテイル」ってカンパリで西日本で五百本ほどしか流通してないとのことだったので、次の1杯をカンパリカスクテイルソーダにしてもらった。

色はいつものカンパリとおんなじだよね

普段のカンパリよりもスモーキーな香と複雑な味になっていてとても美味しい。少しサウナ室の白木のような香り、針葉樹林な香りがする。

マスターはシュッとした男子でおしゃべりではないけど、こちらの話をよく聞いてくれて出雲についての話を聞かせてくれた。ソムリエと日本酒のディプロマとバーテンダー協会のバッチもしていてものすごくちゃんとしたバーテンダーだ。マスターにももちろん1杯ごちそうして、他にもワインを赤白2杯いただきながら町の話を聞く。

出雲に来たのにまだ出雲そばを食べれてないんですよ〜と言うと、出雲そばは手打ち店以外は製麺所から供給される数が店ごとに決まってるので、注文してる蕎麦以上を店に出すことができず、2時には閉めてしまう店が多いとのことだった。なるほど〜!早くに店が閉まってたはずだ!特に2月は普段は暇な時なので簡単に数を増やすことができないらしい。

サイコロきっぷってご存知ですか?と聞いてみると、もちろんと、通常2月は出雲は観光客が少なくて、飲食店は店を休んでどこかへ旅行に行く店主が多いらしいんだけど、このサイコロ特需のお陰でどの店も忙しくうれしい悲鳴だったらしい。ちゃんと経済を回しているなあサイコロきっぷ!そう思うと前回のサイコロきっぷで私の故郷の舞鶴が当たった人たちはちゃんと食事にありつけたんだろうか。そんなに飲食店が多い町でもないし、出雲みたいに観光の町ではないのですごい不安。。。

少し検索してみると、東舞鶴ハズレってスレがたくさん立ってて悲しくなった。。。

でも、そういう嘆いている人のためにちゃんと舞鶴と少し足を延ばして天橋立っていいプランを紹介してくれてる優しいページもある!

んん??でもこれ、私が前にフォトクラブの合宿でみんなを舞鶴に連れて行ってたルートやん!こんなに東舞鶴当たった人がカスやカスやと言うてるのやったらあの時の旅のしおりをnoteにアップしてあげたら良かったわ〜〜〜〜!wなんて思う。この旅はなぜか舞鶴を思い出すなあ。サイコロきっぷで前回舞鶴が目的地だったってだけでなく、この日本海側の空気が私に舞鶴を思い出させるのかもしれない。

マスターに明日、出雲そばをJR出雲市駅方面で食べるならどこがいいですか?と聞いてみると、観光客は行かないけど、地元の人でいっぱいの「そば処 あごう」がいいですよ、でもすぐに売り切れて閉店になるので早めに行って並んでくださいと教えてくださる。

早起きしてドーミーインの朝ごはん食べて、あごうへ行くぞ!と思いながらもドーミーインの夜鳴きそばを食べてしまった。だって、ドーミーのお風呂とサウナがとても良くてめちゃくちゃ気持ちよかったんだもん!ほんのりカンパリカクステイルの香りもしたような。。w

ドーミーイン名物!夜鳴きそば

神戸に帰ってからあのバーはいいバーだったなと思って名前を覚えてなかったので調べてみると、Coffee&Cocktail Cultureという名前だった。また出雲に行くことになったら飲みに行きたいなあなんて考える。旅先でいいバーに出会えるのは本当に幸せなことだ。

23.2.12~サイコロきっぷ 出雲の旅③


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