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remoに入ってみた。

2020年4月8日、REMOのミーティングに入ってみた。
ビギナー向きで、REMO使いになるためのグループで、
世界中の人が70人以上集まっているグループだった。
ホストになるためには年間7万円位払わないと使えないらしく、
(ディレクターだと20万円)
でも今だけ2週間は無料ということだったので、
今しかないっていう感じで参加者として飛び込んだ。

少し解説)
 remo っていうのはskype やzoomやmicrosoft teams や・・・
 みたいな会議ツールで、参加者数百人が8階建てのビルに入って、
 好きな階の好きなテーブルについて、おしゃべりして、
 自分でテーブルや話し相手を変えていくことができるというもの。
 テーブルごとに違うテーマで話をしてもいいし、
 階ごとに話題を設定してもいいし、
 そういう皆に一斉に情報発信することもできるし、
 途中、チャットで並行していろいろな情報交換や質疑応答もできる。
  ヘルプに入る人を設定することもできる。
 記録も取っておける。
 途中でホワイドボードでやり取りもできるようになっているので、
 基本、フェイストゥフェイスでできることはほとんどできて、
 さらにパソコンを使ってできることがみんなでできる、
 そんなツールです。

私の英語のレベルはというと、
 難しくない内容を一方的に話してもらったら聞くことはできる。
 しゃべるのはかなり相手に慣れてからでないと難しい。
 雑談のスピードについていくのはよほど自分の知るテーマでないと困難
という、アッパーミディアム。

だから、会話の弾んでいる6人テーブルにつくと、
みんなの会話スピードについていくのはちょっと難しい。
一方で、みんなremo初心者で、入っても黙っているようなグループだと、
それはそれでちょっと気まずい。
こちらが英語が流暢でないとわかると去っていく人もいて、
仕方ないなと思うけれど、あまりいい気持ちはしない。
テーブルに一人取り残されて、ほっとする自分と残念な自分がいる。

これは日常の人間関係でも同じことで、
ZOOMみたいに
黙って引っ込んで様子を見ているというような参加の仕方ができないのは、初心者には痛いだろうな。
よいファシリテーターが必要だなあ、
あるいは、会話にためらわない性格とか、参加のルールとかがないと、
万人向けとは言い難いなと思った。

まずはグループに入ったら、
 誰かが必ずウェルカムすること。
 入った挨拶をすること。
 出るときにはバイバイということ。
そんなルールがあると、普通の人間関係として気持ちいい。

それで、かなり後になってから、
日本人が集まっているグループを見つけて、
そこに入ったけれど、
私自身が挨拶のタイミングを逃してしまい、
なぜなら、後から入っていったからで、
しかも英語のやり取りをした後で、
日本語のグループにさっと入っていくことができなかったから。
そういう時に性格が出る。
でも私以外にも同じような人はいるだろう。
ここで、声をかけてもらえると話せるのだけれど、
そして、しばらくして声をかけてもらったから話せたのだけれど、
今度はしゃべりすぎてしまった。
お恥ずかしい。

そこに、英語圏の人が入ってきた。
そうしたらみんな黙ってしまった。
そのまま日本語で会話を続けてもいいのだけれど、
英語で話さなければいけないという日本人のコンプレックスが現れた。

グループに出たり入ったりの自由さが、
全然問題ないと感じる人もいるだろうし、
タイミングがうまい人もいるだろう。
それは国や地域によっても、
世代やジェンダーを表すかもしれない。

と、いうremoと関係のない要素がいろいろあって、
なかなかに難しいシチュエーションだった。

だからこそ、マイノリティへの配慮が、
どれほどオンラインミーティングで必要か
ということがとてもよくわかった。

そして、グループワーク型の会議では、
これは常に起きうることで、
会社内でもうテーマが決まっていることについてのディスカッションには
めっちゃ使いやすい仕組み。だけれど、
初めての人をウェルカムするときに使うのは、
もしかしたらちょっと難しいのではないかと思った。

新入生歓迎会とか、
展示ブースとか、っていう使い方が出ていたのだけれど、
もしそうだとしたら、グループ内のホスト役の気働きがポイントになる。
このグループだったらやっていけそう、と思ったら、きっと残る。
あるいは一度出ても戻ってくるだろう。

それって、青梅の展示場とかビックカメラのビルと同じか、
より便利な商談の場に近いな。
つまり、remoっていうのは、
きわめて便利な大型展示会場で、
一斉情報も流せるし、シンポジウムやワークショップもできるし、
それらの記録が残せて、途中で質問もできて。
という場に近いんだろう。
それが全部、記録に残せるというのが、AIならではだろうなあ。

みんなが使い方に慣れたら、
全世界の人がやり取り、日常の仕事にも、商談、研究、学習にも活用できるプラットフォームになる可能性があるツールだと思う。

いろいろ課題はあるだろうけれど、他の人間関係と同じで、
それを工夫しながら、これからあたりまえの場になっていくんだろう。
やってみてよかった。

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 # 試してみた #リモートワーク #商談 #展示場







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