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3人育児の「ワーママ」は大変なのか

現在、2歳男、6歳(年長)女、8歳(2年生)男の3人育児をしながら、フルタイムで働いています。そんな中、日々の気づきや思ったことがどんどん上書きされ忘れていることに「はっ」とし、自分の記憶領域を外付けしようと、noteを活用することにしました。

3人育児しながらフルタイムで働いていると、みんなから「すごいねー」と驚かれ称賛されます。それについて、少し違和感があったので、ちょっと考えてみました。



Q:「育児の大変さ」は子どもの数に比例する?

よく「3人いたら大変だね」と言われる。大変ではあるが、2人目、3人目と増えるごとに、育児は手抜き(正しく言うと、手抜きではなく、ベストな対応の上限が低くなっている感じ)せざるを得ない。つまり、何が言いたいのかと言うと、子どもが1人だろうが、3人だろうが、その人が、親として子育てに使うパワーは、子供の数に比例せす、常に一定なのではないかなと思っている。

だから、「大変だね」と言われると「そうなんです。大変なんです」と答えるけど、それは、育児中の人みんなそう答えるべきだと思う。子どもの人数で、その人の大変さが違うわけで無い。
なぜ、そう思うかと言うと、長男しかいなかった時の子育てが一番気合が入っていたし、時間も、気持ちも、体力もかなり注いでいたなと思う。例えばウンチの色や硬さに日々気をつけていたし、体重の変化も毎月グラフにして、月齢に成長があってるか気にしたりしていた。なんで泣いてるの〜って泣いてるだけで心配になって、お散歩として動物園に連れて行ったり、食べ物にもすごい気を使っていた。3人目の末っ子には、その時と同じ対応が出来ていないのは明らかである。

A:比例するのは保護者の数と質

では、育児の大変さは何に比例するかと言うと、保護者の数と質なのでは無いかと思う。
大人の目、手の数は多いに越したことが無いことは確実に言える。そして、質という表現が合ってるか分からないが、主体的に育児に参加(しかも自分と同じ方針で)出来る夫がいるかどうかがキーポイントであり、主体的じゃなくても、言われたことを素直にやってくれるだけで助かる。とにかく、夫の育児への関わり方はすごく重要だ。夫以外の人が手伝ってくれることも、本当にありがたい。一人で保護者を負担するのではなく、複数人で対応できれば、その子の成長を一緒に喜べたり、大変さを共有できるという良さもある。

Q:「ワーママ」は「専業主婦」より大変なのか?

私の答えから言うと、夫や義父母の協力あっての意見ではあるが「専業主婦」の方が大変だと思っている。これから続く、長い「親」という肩書に対し、自分が「親」だけでは無い時間もあるかどうか、それは私にとってはすごく大きい。ただし、どちらが大変かどうかに関しては、その人の価値観次第だし、さらには仕事の携わり方によるし、色々な要素が絡むだろう。

「育児休業(育業)」によって「専業主婦」に近い立ち場で過ごした時に思った。2人目までは0歳児から社会復帰したのだが、末っ子はコロナ禍もあり、1歳児クラス入園のタイミング(子どもが1歳7ヶ月)まで復職出来なかった。コロナ禍で保育園の休園や、自主的に登園を控えてくださいみたいな時期もあり、チビ二人(長男は小学校)と日中を過ごしながら、世界に取り残されたような、なのに傍らぐんぐん成長していく子がいて、その子の対応をする、すなわち日々の生活をするだけで精一杯に一日が終わっていくことに、なんだか不安を覚えたのは今でも忘れられない。夫の帰宅する時間が遅くて、誰とも会話できない日々に、SNSでこんな風に子育て頑張って過ごしているよとPR することで、気持ちを消化させていた。日中のワイドショーで、コメンテーターがあーだこーだ言っている時間の先には、こんな風に過ごす専業主婦もたくさんいて、日々の些細な事柄を共有する大切なものなんだななんて納得していた。
私は、いわゆるママ友があまりいない。保育園だとそれでも全然問題ないが、幼稚園だと、帰宅時間が早い分、そういったママ友コミュニケーションも大切だったりする気がして、おっくうそうだなと平日の公園で眺めていた。(ただし、小学生になると、学童、PTA役員や係の仕事などのローカルルールについて、兄姉のいる保護者からの情報は重要になってくる)

A:どちらも大変

ちなみに、私が思う専業主婦(未就学児)が大変そうだなと思うことを上げてみる。あくまで、個人的な意見なのでご参考までに。

  • 毎日子どもと向き合って遊ぶ

  • 自分のペースで過ごす時間がほぼ無い

  • 家事育児を丁寧にすべきな気がする(仕事が言い訳に出来ない)

  • 幅広い世代での女子的コミュニケーションが必要(幼稚園のママ友、ご近所など) 

  • 夫の収入だけに頼ることになる

などなど。そうじゃないよ!って方もいると思うし、私の偏った意見なのであしからず。
そしてそして、そうは言っても「ワーママ」の大変さも確かにある。それについては、体験談として、また別記事で書くことにする。

Q:保育園に預けることは子どもが可哀想なのか?

当時勤めていた会社のおじさまから「3歳までは家庭で育てた方がよいよ。可哀想だよ。」と善意で言われてビックリしたことがある。イヤイヤイヤ。子どもを産んだからと言って、子育てのプロになれるわけでは無い。保育園の先生は、遊びを通して成長を促すことに特化しているし、0歳児であってもお友だちからの刺激はたくさん受けている。実体験として、早くから預けることは、親が働くためだけでなく、子どもにとっても良いことだと実感している。おむつトレーニング、食事の食べ方から着替え方、お友だちとの関わり方など、しっかりその子のペースで成長を促してくれ、一緒に成長を喜んでくれ、本当にありがたい。そんなことで、私はこの先含めて、保育園に12年お世話になることになる。ありがたや。

A:保育園は子どもの世界を広げる

家庭内で3歳まで育てましょう神話は、一方で3歳まで家庭内の価値観しか与えないことになる。コロナ禍で潔癖さが強まったていた時、生活にそぐわ無い正しすぎる回答がネット上に溢れていた。そんなネット情報が、あたかも普通の意見だよと新米ママにインプットされていて、過ぎた神経質さが心配だった。保育園に行ったら、みんな鼻水垂らしてたりしていて「まっいっか」と気持ちを緩めることが出来たし、先生と話すことで安心できることもあった。そして何より、色んな保護者とちょっと話すことで、自分の普通が人の普通と違うんだも気づくことがあった。

A:逆に子どもと向き合える

ワーママは、親子で過ごす時間が短いからといって、子への愛情が減るわけではない。そして、私の場合は、丸一日一緒にいるより、数時間の方がしっかり向き合えるなと感じでいる。逆に数時間でも子どものパワーに圧倒されてヘトヘトなるから、一日中一緒に過ごしている方はすごいと思う。

 何はともあれ、子育ては大変ではあるけど、かけがえのない幸せが溢れている。ママ大好きーっていう子どもからのラブは、どんなに凹むことがあっても気持ちを前を向かせてくれる。自分の感情がこんなに上下するのかってくらい、怒ったり、笑ったり、悩んだり。そんな豊かな時間が持てることは、すてきだし、ありがたい。子どもがいることでの自分の視野は確実に広がった。そんな、子育てをしているからこその視点を社会へ還元することは意味があると信じている。

最後に
3人子育てしながら働くことを記録することで、誰かの参考になって、世の中に子どもが1人でも増えると嬉しいな、なんてこっそり思っている。

そうはいっても矛盾するコチラの記事も是非ご確認ください。





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