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新陽流 夏の過ごし方〜夏休みも挑戦を応援! 【週刊新陽 #70】

校長ブログ『週刊新陽』、70号になりました!
いろいろな場所でお会いする方から「週刊新陽、読んでますよ〜。」と言っていただくことが増えて励みになります。ありがとうございます!

さて、新陽高校の今年の夏休みは3週間(7月23日~8月15日)。

冬休みが長い分、関東に比べると夏季休業は短いのですが、そもそも"夏"が短いのでキャンプやお祭りやビアガーデンなど、外で楽しむイベントがぎゅっと凝縮されている気がする北海道の夏休みです。

夏の新陽カフェ

休みに入ってすぐ、出張学校説明会を行いました。

実は新陽に通う生徒の2割は札幌市外の中学校の出身です。1割は道外から、1割は道内の札幌市外から。

そこで今年は「札幌近郊の中学生に会いに行こう!」というイベントを実行しました。企画してくれたのはCommunication Center(通称CC)入試部の森先生。今年から新陽に参画してくれている元中学校の校長先生です。

センターが森先生です!
左は入試部長の志賀先生、
右はボランティア参加の前田先生。

7月26日からのスケジュールで今回伺ったのは、北広島・野幌(江別市)・恵庭の3箇所。各回少人数の事前予約制とし、アットホームな雰囲気の会にしたかったので「夏の新陽カフェ」と名付けました。(これも森先生のアイデア!)

オープンスクールは生徒や校舎・設備などの雰囲気を直接感じていただける利点がある一方、大規模なイベントのため、中学生や保護者の方お一人お一人の不安やお悩みに答えきることができていないのでは・・・という気がしていました。

でも高校選びは、中学生にとって一大事。人によっては人生で初めて「選ぶ」経験になるかもしれません。その時、(選ぶ先が新陽でも新陽でなくても)不明なことを不明なままにせずクリアにした上で選んでほしい。

そう考えて開催した今回の新陽カフェでしたが、参加してくださった方からのアンケート回答には「自分の興味があることについて聞けてよかった」「いろいろ聞いて解決した」「新陽高校の具体的な取り組みがイメージできた」などポジティブな感想が多く、やってみて良かった、と思いました。

ご参加くださった中学生&保護者の皆さま、貴重な夏休み且つ暑い中、足を運んでくださってありがとうございました!

部活動体験会

学校で実施する入試関連イベントで、中学生の注目度が高い(お問い合わせが多い)のが部活動体験会。7月29日には8つの部活動の体験会を行いました。

札幌にしては気温高めで日差しも強く暑い1日となりましたが、各部活動のブースはそれ以上に熱く盛り上がっていました。

新陽では現在、23の部局があります。eスポーツ研究部や女子野球部、アグリクラブなど他の高校では珍しい部があったり、総合型地域スポーツクラブSafilva様と連携していたり、従来の部活のイメージに捉われない活動を行っています。

また、部活動に入るのは自由なので、何かの部活に所属している生徒は約半分。部活に入らず、自分でテニスやダンスを極めようとしていたり、アルバイトやボランティアに精を出していたりする生徒もいます。

「本気で挑戦」したいことは人それぞれ。生徒の数だけ挑戦があり、その挑戦を全力で応援する、そのスタンスは絶対に持ち続けたいと思います。

さて新陽で挑戦してみたい中学生の皆さん、今年度の第1回オープンスクールは8月27日(土)開催です。ただ今、参加申込受付中ですので是非お申し込みをお忘れなく!


夏季アウトドアプログラム

新陽の特色ある取り組みの一つが野外教育。以前よりスノーピーク(Snow Peak)様との連携のもとキャンプしたり、アウトドア探究ゼミや宿泊研修をしたりしてきましたが、昨年度より北海道教育大学岩見沢校(芸術・スポーツ文化学科 スポーツ文化専攻 アウトドア・ライフコース)の山田先生のご協力もあり、野外教育に本格的に取り組んでいます。

7月25日〜27日、平取町にて実施したアウトドアプログラム。1〜3年の全校生徒から希望者を募り2泊3日のキャンプをしました。

学年やコースもバラバラの、留学生も含む多様な生徒20名が参加しましたが、キャンプが初めての生徒、宿泊研修では野外教育コースの定員枠から漏れてしまってリベンジしたかった生徒、1・2年の時はコロナで活動がほとんどできなかったので今回は待望の体験活動が実現した生徒など、思いもそれぞれ。

パークゴルフでのチームビルティングや北海道教育大の学生によるワークショップ、二風谷アイヌ文化博物館で多文化共生を学ぶなどコンテンツも充実しているのですが、このキャンプの特徴は「自立」と「協働」

宿泊はソロテント、食事は各自用意した食材で好きな時間に作って食べる(だいたいの時間帯は決まっています)、という過ごし方の自由度が高いプログラムです。

実は昨年、コロナ禍で密を避けるために先生たちが考え出したソロキャンプスタイルですが、それが適度なプライベートを守りつつ、生徒たちが協力し合う関係性を生み出すことが分かりました。

今回は「はじめまして」の生徒同士も多い中、火おこしを手伝ったり、調味料を貸し借りしたり、自然とコミュニケーションが生まれます。時間の経過とともに教員に相談しに来る生徒が減る(生徒同士で解決することが増えていたんだと思います)のが、興味深いなぁと思いました。

高校生が考える宮沢賢治展 Vol.2

5月に開催した『高校生が考える宮澤賢治展』が好評だったのは【週刊新陽 #61】でお伝えしたとおりですが、「新陽高校・宮沢賢治文学を研究する会」メンバーが第二弾の展示会を開催しました!

前回の展示会を踏まえて「次はこうしてみたい」「もっとやってみたいことがある」と探究心が尽きない生徒たちに、新陽の先生はもちろん、多くの大人たちが動かされたのです。

8月2日〜3日に渡る会場として貸していただいたのは、なんと札幌市役所の1階ロビー。

札幌市公式LINEをはじめ様々なSNSで色々な方がシェアしてくださったり、北海道新聞で取り上げていただいたりしたおかげで、2日間で延べ247名もの方が来場くださいました。

「出会いと原体験」に溢れた本当に素晴らしい展示会だったので、またメンバーの生徒たちへインタビューさせてほしいとリクエストしました(笑)。近日中に『高校生が考える宮澤賢治展』第二弾レポートをお届けしますので、どうぞお楽しみに。

札幌市役所1階ロビーのレトロな雰囲気が
宮沢賢治の世界観とマッチしていました
生徒が作成したポスター


【編集後記】
この時期、3年生は小論文講習に参加したり自習しつつ先生に質問しに来たり、進路活動のため学校にいる生徒も多いです。大会を控えて最後の追い込みをかける部活動の音が聞こえてくるのも、夏休みならでは。それぞれの夏休み、悔いのないよう全力で楽しんでもらいたいものです。

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