M-1グランプリ1回戦仙台予選の感想

もう準々決勝が始まっているのに

壊れたビューラーでまつ毛を上げながら、M-1グランプリ3回戦の動画を見た。

西村がすごい。英語の発音良すぎる。SuperNandeyanenを日常でめちゃくちゃ使いたい。

こうも贔屓をしてしまうのは、西村が61組中8組の高倍率の1回戦を勝ち抜いたところを見ていたから、そこからさらに3回戦まで進んだことがすごすぎると思っているから。

私は、1回戦で無双する西村をこの目で見た。

8月27日、白熱の仙台予選。

あの日の記憶が、11月になっても思い出せる。

仙台予選を見に行ったきっかけ

仙台予選を見に行った理由として一つは他の予選会場に比べて圧倒的に家から行きやすい場所にあり、どうせなら見に行きたいなと思ったから。

そして、見たいコンビがいたから。

テガシンストの5をとにかく見たかった。

テガシンストの○(○の部分になんらかの数字が入る)の名で全国のM-1予選の会場に現れる謎の集団、そのうちの一組を見られるということで、とにかく楽しみだった。

他にも、ほやもやを生で見たかった。宮城を代表する"ほや"のアイドル、"ほやドル"の萌江さんがM-1に挑むということでわくわくしていた。

仙台予選の会場

会場に入ろうとしたら、外で出場するコンビがネタ合わせをしていた。こんな近距離で見てしまっていいのか???と困惑した。見たことないコンビがほとんどだったが、「これからM-1の舞台で戦う人たち」というフィルターがかかり、キラキラして見えた。ほやもやの萌江さんが髪をほどいてて髪型気に入らなかったのかな?と思いながら会場に入った。

会場の宮城野区文化センターパトナシアターは、なんと、ステージと客席の間に段差がないのだ。演者と客がこんなに近くていいのか???と焦ってしまった。せっかく空いてるんだから最前列に行こうと思っていたが、近すぎてキモいと思われたら嫌だなと思って2列目に座った。

仙台はとにかく距離が近い会場である。

仙台予選はすごかった

仙台予選はとにかく面白かった。

テガシンストの5は、テガシンストのボス・川崎さんがキレッキレで、本当に見れて良かった。
ほやもやは萌江さんの表現力が半端なかった。まさか、ネタ合わせでほどいていた髪が漫才の大事なポイントになっているとは思わなかった。

他にも面白い漫才師づくしだった。
闇の住人のツッコミの温度感がクセになった。
イエローページのコント漫才の設定とツッコミが良かった。
モーリスのワードセンスが好きだな〜と痺れた。蚊の漫才の形がきれいで、本当に高校生?と思うくらい衝撃的だった。
猫怪獣の伏線回収も爽快だった。
トシフミがステージ出る直前でズボンが破けるという大事件が発生するも、それを2分間喋り続けて会場が沸き上がった。思ったことをそのまま喋って笑いに変えるテクニックがすごすぎた。
そして、このあと3回戦に進出するとは知らずに見ていた西村は、近くの人と「ね!面白いよね!」って気持ちを共有し合いたくなるくらい面白かった。

親子や夫婦、ネタっぽいコンビ名といった、地方予選ならではだな〜という組も印象的だった。
たにふじ眼科の華やかさは他の予選じゃなかなか見られないだろう。

心なしか、全体を通しておばあちゃんを題材にしたネタが多かった。仙台はおばあちゃん大好き都市だった。

来年も行きたいね

面白かったから、面白い組をメモに残していた。

仙台予選を見ながら書いたメモ。"!"の数で面白さの度合いを表す、見たことない手法を使っていた。

偉そうな奴だなーと思いながら今振り返ってみると、強心臓というコンビに「最後互いに礼してたのいい」と非常に助かる情報を残してた、ありがとう。

会場のお客さんも良かった。
ネタを飛ばした組がいたら、がんばれー!と応援する声が沸く温かい会場だった。

来年も行こう、どう思われてもいいから、段差ゼロの最前列に座って、もしかしたら人生が変わる漫才師をこの目に焼きつけようと思った。


ちなみに、壊れたビューラーはまつ毛の変なところを挟むのでめちゃくちゃ痛い、絶対にやらない方がいい。



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