赤を纏う
赤い財布をつかうことにしたのはいつからだろう
今持っているのは三代目
風水関係なく、貧しくはなっていない
バッグも赤にした
赤いバッグは、五箇以上
眼鏡ケース、スカーフ
赤は増えた
洋服も少しずつ。
冷えないような気がして
パワーが出るような気がして
最後に、車を赤にした。
その後
赤にこだわらなくなった
仕事をやめたからだろうか
脱力しても生きていられる
そんなに肩肘張っていたのか と思うと
褒めたいような 切ないような
腹立たしいような 痛々しいような
今夏
水色のバッグで歩き回る
(0004)
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