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【山笠記事1】はじめに

みなさん、こんにちは。津屋崎祇園山笠振興会です。

さて、ご存じない方も多いと思いますが、ここ津屋崎(福岡県福津市)には博多と同じ祇園山笠があります。神様もまったく同じ素戔嗚命(スサノオノミコト)です。
お櫛田様から波折神社へ神様を勧請していただいた1714年から300年、伝統を守りながら続けてきました。

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このお祭りの目的は、みなさまの無病息災を祈願すること
お客さんが何万人も来るような大きなお祭りではありませんが、それぞれが誇りと思い入れを持って楽しく続けてきました。

私たちにとって大切なその山笠がコロナウィルス感染拡大の影響で来夏まで「延期」となりました。
山笠が奉納できないことは、非常に残念でなりません。

2月までは無病息災を祈願するお祭りであることから、
なんとか実施できないか?という方向で検討をしておりましたが、

「無病息災を願うお祭りが原因で感染者を出してはならない、ましてや、そこから感染を広げることなどあってはならない」という観点から「延期」を決定した次第です。私たちにとっては苦渋の決断です。

細かいところかもしれませんが、私たちは意図して「延期」という言葉を使っています。
「中止」と言ってしまうと、それは「やらない」と言ってるのと同じこと。
こんな時だからこそ、私たちの無病息災を願う気持ちは、持ち続けなくてはなりませんし、どんな形でもいいから表現しなくてはなりません。
ですので、わかりにくいかもしれませんが、来夏まで「延期」という表現をしているわけです。

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ところで、私たちはなぜここまで強い想いを抱いているのでしょうか?
しかも、長期に渡って。
博多であれば779年、津屋崎は306年続けています。
周りを見渡してもそんなに長く続いているものは多くありません。

なぜでしょう。

私たちと同じように、今年は多くのお祭りが延期や中止となっています。

コロナ感染拡大の影響で、
不本意ではありますが、私たちは立ち止まることを余儀なくされました。

このような時であるからこそ、津屋崎祇園山笠振興会として、
このお祭りの本質に関わる事柄を整理して発信していきます。

以下のタイトルで、5本程度の記事を投稿していこうと思っております。

1, はじめに(この記事)

2, 津屋崎祇園山笠の起こりと特色

3, 祇園山笠の起こり

4, お祭りとは何なのか?

5, 神様を感じることの少ない現代で津屋崎祇園山笠の役割はなんなのか?

津屋崎祇園山笠の祇園祭(例年粛々と行われるので舁き手でも知らない人が多い)というメイン行事は、7月19日(日)となっています。
それまでに書き上げます。

↓いつもの行事日程を紹介しました。


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