格差をなくしたいのなら

社会の格差をなくしたいのなら、
労働の捉え直しが必要です。

現在、労働の価値は無邪気にも需要と供給で相場が決まっています。

需要と供給に関わらず、人の時間は平等であるという視点が必要でしょう。

IT系の労働であれば、1時間の労働を、何億人もの人が享受できます。

しかし、農業における労働だと、1時間の労働を享受できる人は、ほぼ0です。

衣食住に、移動の移を加えた、「移衣食住」における基礎的労働に対して、捉え直しを行い、政治によるテコ入れをしなければ、格差はなくなりません。

個人の能力値によって、個人の労働の価値が決まったり、生活の水準が決まる世の中では、科学技術の発展はあっても、社会の発展はないでしょう。

「移衣食住」における基礎的労働は、本来社会基盤を作るものです。それを丁寧に扱えない社会では、発展などあるはずがない。

我々の社会レベル(という精神的な成長を表すような言葉があるかどうかしらないが)は、産業革命以前とさほど変わりはしないように感じています。

自己再生産における交換優位を獲得するのに躍起になっているようではダメだ。

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