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【山笠記事】いつもの津屋崎祇園山笠 行事日程

今年はコロナウィルス感染拡大の影響で、来夏へ延期となってしまった津屋崎祇園山笠。

この機会に知ってもらおうと記事を投稿しております。

この記事では、津屋崎祇園山笠の空気感を感じてもらうため、いつも行っている行事日程を紹介します!

7月1日 台おろし

倉庫に保存してある山笠の材料を外に出し、お汐井(海水)で清めます。台おろしは、平日、休日関係なく、必ず1日に行います。

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7月第一土曜日 山小屋建設

山笠を納める小屋を建設します。

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7月第一日曜日 棒締め

山笠の土台と、棒をロープで締め上げます。各流ちょっとずつ締め方が違います。
でも締めるときの掛け声は一緒です「うんとこね、うんとこね、うーんとこね」

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7月第二土曜日 飾り付け準備

土台に棒がついたら次は津屋崎人形を飾り付けます。
この日は、飾り付けるための準備の日です。北流だけは、この日に飾り付けまでやってしまいます。

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7月第二日曜日 飾り付け お宮入れ

人形師の原田さんの指示の下、飾り付けを行います。

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この日はあと2つ大きな行事が執り行われます。

1つ目が、御神入れ

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もう一つが、試し舁きの役割もある「お宮入れ」。三流とも御神体のある波折神社へ山笠を入れます。ほとんど本番と同じように舁きますが、まだ練習です。
台上がりは、子どもたちが乗っています。

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7月19日 祇園祭

元々山笠を行っていた19日には、祇園祭という行事を行っています。

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7月19日に近い土曜日 籤取り、裸参り

津屋崎祇園山笠は、三流あり、毎年順番を籤で決めています。一番山にのみ神様が乗ると言われており、一番の籤を引くことがとても重要です。

重要な籤であるため、三本勝負。席順、籤を引く順、本番、と三回籤を引きます。

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一番籤を引いたら意気揚々ですが、それ以外だと少し凹んだりします。笑

夜は、裸参り。

御神体のある波折神社を出発し、金比羅神社、宮地嶽神社をめぐる約7kmの道のりを駆け抜けます。目的は、追い山の安全祈願です。

裸といっても、締め込みと晒はしています。笑

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7月19日に近い日曜日 追い山

この日が本番です。なぜ19日に近い日曜日かというと、本来のお祭りの日が19日だからです。昭和38年頃までは、この日にちを守っていましたが、19日が平日だった場合、参加できない人が急増したため、19日に近い日曜日に執り行うこととなりました。

追い山は、1番山から「お宮入れ」を行い、9時になると1番山から「お宮出し」を行って、三流同じコースを駆け抜けます。

2番が1番に追いついたとか、引き離したとか、あそこの角を美しく曲がっていたとか、山笠を引きずらなかった、一度も止まらなかった、などが、
山笠の評価軸です。点数化するようなことは致しませんが、山笠を美しく速く回す(動かす)ことを、追求しています。

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「廻り留め」という終着点に三流が到着すると、その後は流舁きといって、それぞれの流の町内を周ります。
山笠を走らせることで、お祓いをしているのです。

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流舁きが終わると、すぐに山解きです。あっという間に解体してしまい、その年の山笠は終了です。

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以上、いつもの山笠の行事日程でした!

いやー、これらの行事を行えないのは、本当に寂しいですね。

というところで、
あーこんな感じで執り行われてるんだなーというのがわかっていただけましたら幸いです!

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