2024.2.14 バレンタインじまいした職場、その翌年レポート

毎日noteの記事を書くぞ、と決めてから3日目。やばい三日坊主だけは避けて乗り越えたいけど何も書くことがない…とさっきまで本気で思っていた程度にしか、今日がバレンタインデーであることを意識してなかった。

夫や子供にチョコレートを渡す。友人とお菓子を分け合う。同僚にお土産を配る。かつて外勤職だったときには、バレンタインデーは取引先の方々に男女問わずチョコレートをお渡しする。これらは全然違和感ない。だが自分が既婚子持ちの内勤社員となったころから、社内で迎える2月14日がひどく憂鬱に思えるようになってしまった。
大概職場の女子社員の若手が「有志を募る」という名のほぼ強制でお金を集めて取りまとめ、各男性社員へのチョコレートを調達。女性社員一同、というテイでそれは毎年差し出され、3月14日には反対に男性社員一同、から女性社員へとクッキーや飴などが返されてくる。
いや、取りまとめが面倒なわけでも、お金が惜しいわけでもない。ただ、普段はとくに「男性」「女性」社員、という区別で働いているわけではない職場に、この日だけ業務に関係ない「性」がヌルっと持ち込まれるようで、居心地が悪かったのだ。
そりゃまぁ「お世話になっているから日頃の感謝を込めて…」というのはわかるのだけど、それであれば男女関係なく、みんなでお気に入りのチョコやクッキーを配り合う「菓子交換会」をすればいいだけだなぁ、と思う。

そんな中のコロナ禍を経て、テレワークの機会も増え、なんとなく示し合わせたように「バレンタインの取りまとめ、もうしなくていいよね?」というコンセンサスが職場で取れたのが去年。心底安堵したのを覚えている。
そして誰からもバレンタインの話題が上がらないまま迎えた今年の2月14日。もし万が一そんな話題が上がったらみんなで食べられるように…と「ブラックサンダー」お徳用パックを携えて出社したけど、結局登場の機会はないままだった。テレワーク併用の弊社、そもそも今日はいつもよりも出社している人が心無しか少なかった。みんな、バレンタイン避けたな、男女ともに。

帰宅後、家にあったチョコレートをつまみつつ、あったかいお茶をすする。ああいい夜だ。そういえば今年は、いただいたチョコレートは家族総計で2件。うん、チョコレートはこれくらいちびりちびり食べられる感じがほんとはいいよな。

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