秋のポトレで、景色の暖色を強調するライティング(簡易版)
そろそろイチョウが綺麗な時期ですね。
イチョウやススキなど、秋の暖色を強調する簡単なライティングのテクニックを一つだけ書いてみようかと。
記事の最後に、お勧めの機材もリンクしておきますね。
自由にライティングできる場所で撮れる場合、イチョウや紅葉などに直接暖色系のフィルターを付けたストロボを焚いて、暖色を鮮やかに色付けするやり方もあるかと思うのですが、実際問題、日本で、個人がそんな自由にセットを組んで撮れる場所なんて殆ど無いかと思います。
ライティングは面白いのですが、公共の場ではどうしても迷惑に思われる方が少ながらずいる事を考えると、基本的にはやはり控えざるを得ないのかなと思います。
僕自身、仕事で場所の許可をとった場合以外は、外での本格的なライティングは殆どやりません。
ということで、逆の発想で、もう少し手軽な光で、暖色を強調する方法をご紹介できればと思いました。
すごく単純です。
「モデルさんに青系の光を当てる。」
これだけです。
どーゆーことかと言うと、
①モデルさんだけに青系のフィルターを付けるなどした青い光を当てる。(イメージの絵にもよりますが、青は強すぎない方が扱いやすいです)
②青く写るモデルさんの肌色が適正になるようにカメラのホワイトバランスを調整。←この際、ホワイトバランスが暖色寄りになるので
③上記で、結果的に、青い光が当たっているモデルさんの肌色は適正になるが、青い光が当たっていないイチョウなど暖色系の景色は、より暖色になる。
ということです。
機材も最小限で済むので、気軽な撮影でも使いやすいかと思います。
これは、モデルさんの肌色を自然に保ったまま、イルミネーションの青を強くしたり弱くするなど、紅葉以外でも様々使えるテクニックです。
この辺が理解できれば様々な色遣いができるかと思います。
例)暖色にしたければ寒色の光をあててホワイトバランスを調整。
緑を強調したければ、逆の赤系の光を当てて調整など。
モデルさんへの光の当て方で、印象が変わるので、理解さえすれば色々細かい絵作りもできるかと思います。
実際にやってみると、それほど難しい話でもないので是非挑戦してみてください♪
僕は、日中でも色を整えたいときは↓これを使ったりしてます。
それほど大きな光源ではありませんが、とても小さいので持ち運びが楽で迷惑がかからず、日中でもちょっとしたレフ版代わりにもなり、夜景など暗い所での撮影では、光を少し足せるので一つ持っておくと、とても便利なのでお勧めです。
GODOX AD200と、H200R ラウンドフラッシュヘッド また、Godox V1ストロボをお持ちの方でしたら、ロケでの簡単なライティングはこちらがお勧めです。
以下参考
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