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何で誰とでも「ハグ」をするのか

去年から人とハグする回数がめちゃくちゃ増えた。このご時世では受け入れられないと思いますが。
ハグをされた人はなんでだろうってのが気になる人が大多数に及ぶと思うので簡単に。

俺は小中高と虐められた。クラスの友達なんて本当に数える程だった。だんだん歳を重ねて行くに連れて、その内容も、肉体的なものから精神的なものに変わっていく。
人間は耐性ってものがあって、耐性のキャパシティは人それぞれ違う。俺も耐えてきたけどついには耐えられなくなって、人間不信にもなった。今思い返せば受け入れられるような話なんだろうけど、それももう昔の話。人を信じられない時代があったんだなって。今なら笑ってられるような気がする。
高校生から大学生の半ばまでヤングアメリカンズのワークショップを受けてきた。海外文化に触れたのはたぶんこれが初めてだったはず。
ワークショップ最中とか、ワークショップ終わった後とか、みんなキャストとハグをしてた。ストーリーテリングってワークショップで自分の過去をみんなに話すのさ。話聞いてると俺と同じ境遇の人もいれば全く違う境遇の人もいて、目標がある程度定まっている人もいればそうでない人もたくさんいる。みんなの前で話すことが得意な人も苦手な人もいる。でもみんなそこで自分の出番が終わった後にお互い励まし合う。当時、俺もその場にいたんだけど、最初は俺も受け入れられなかった。
ハグって嫌だな〜みたいなのはなかったんだけど、その時は自分からハグをするタイプじゃなかった。されたらするみたいな感じ。

LESWORLDの無人島イベントに参加

そもそもLESWORLDを知ったのはヤングアメリカンズの繋がりでできた友達から。その時LESWORLDは海外ワークショップをやっている時期だった。当時のノブはバイトはしてたんだけど今の月収の半分ぐらいのバイト代しかなかった。
お金が本当になくて、毎月カツカツだったから海外に行けるお金なんてなかった。
コロナでバンドも止まった。ライブができなくなった。
時間だけが余ってる状態がしばらく続いてたんだよね。
しばらくして。バイト先では人がどんどん辞めてしまって人が少なくなったからシフトが今までより増えて、めちゃくちゃバイトするようになったから時間が余ってるってことは無くなった。それがあって、気づいたら月収は倍ぐらいまで膨れ上がってた。半年くらい貯金すれば海外ワークショップに1回行けるぐらいの月収は稼げてたはず。でもその時はコロナで海外に行けない。そんなこんな、いろいろあって行き詰った俺は新しいものを見つけるのに、LESWORLDの国内の無人島イベントに行った。

そこでもみんなハグ

人と会えないからたぶん人と人との繋がりをオフラインでかんじたかったんだろうね。気づいたらめっちゃ大人数とハグした。 無人島で空手のワークショップ受けた時に、
大策さんが言ってた。

「受け入れて愛する」

あ、これだって思った。大策さんの空手ワークショップは、受け入れて愛することを重んじた空手。
「愛と感謝の空手」
受け入れて愛する。そんな考えを俺なりに解釈して、
辛い過去は誰でもある。でも人はみんなそれと向き合ってきた。あとは、生きている中で人が出会える人数は世界人口のたった一握りとも言われている。その中でイベントに参加して出逢えた人がいる。人と出会って新しい繋がりが生まれる。
出会ってくれてありがとう。これがたぶん愛なんだろう。
出会った人は皆それぞれ辛い過去も嬉しい過去もそれぞれいろんな過去を持っている。俺もそう。いろんな過去を持っている。

「俺と出会ってくれたことに感謝。
あなたの全てを受け入れて愛する。」

たぶんこの表現が1番近いのかも。
もう一つ理由がある。
人の温もりも感じられるし、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンとかの幸せホルモンが脳内から分泌される。
ハグ効果ってやつだ。これをみんな感じてほしいし広まってほしい。
心臓と心臓が重なり合ってお互いの鼓動を感じる。
そしてその中で、「俺と出会ってくれたことに感謝。
あなたの全てを受け入れて愛する。」ことをハグを通して伝える。素晴らしいことだ。
ハグにもいろいろある。恋愛でよくみられるような、いってらっしゃいのハグ、おかえりのハグ、おやすみのハグ。それ以外でも海外では恋愛以外でもハグをする。感謝、祝福、エール。慰め。いろんな意味でするハグがある。要するに、
コミュニケーションの1つの手段としてハグを用いる。
下心でも何でもない。ひとつのコミュニケーション。
感謝のハグが1番多い気がする。恋愛経験はほとんどないんで。
日本では受け入れ難いことだけど、自分は誰とでもハグをする。ちゃんと許可はとるけど。性別年代問わずにね。
ハグには言葉以外で伝わるプラスな要素がある。
それをお互い伝え合う。 ハグ文化が日本で受け入れられる日が、いつかきっと来ることを願って。

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