【ぶた音】毎月新曲を聴く!【2024年7月号】
どうも、のぶぶです。
今月の【ぶた音】のお時間です。毎日暑すぎる。そう思ってたらゲリラ豪雨が多発。なんなんだ。皆様、頑張って生き延びましょう。それでは、今月も始まります。
▲今までの音楽紹介記事をまとめたマガジン
プレイリスト
1️⃣:忘れてください / ヨルシカ
ヨルシカの新曲。別れを描いた歌詞で、一定の間隔で鳴る手拍子が印象的な切ない一曲。ただこの曲の真髄はMVにある。MVでは2人の親しげな男女が描かれており、曲の手拍子に合わせてMV上でも手が合わさる。コメントで知ったけど、よく見てみると手の形が毎回細かく違っている。おそらくだが、使いまわしせずに描き下ろしているのではないだろうか。2人のリアルな生活が見え、耳で聴いてるだけでは感じられない切なさがブーストされている。職場でおすすめされてて最初に見たんだけど、かなり面食らってしまった。ぜひとも最後まで見て欲しい。良い。
2️⃣:SPIN! / Galileo Galilei
2022年10月に新体制で活動再開したGalileo Galileiの新曲。2024年9月25日に2枚同時リリース予定のニューアルバム『MANSTER』『MANTRAL』から先行リリースされたのが本楽曲。Galileo Galileiの強みでもある爽やかさや疾走感、美しいメロディラインといった要素が盛り込まれており、10年以上前に聴いていた頃と変わらず生きていることに感動する。ちなみにMVのど真ん中に描かれている『たまごっち』やポケモンのアイコンみたいなキャラクターは「すずめちゃん」って名前らしい。良い。
▲Galileo Galileiといえば、自分はやっぱりコレ
3️⃣:LET IT GO / TOSH
沖縄出身の新進気鋭のアーティスト・TOSHの楽曲。シティポップみのあるミドルテンポ。イントロの感じがめっちゃ好きで、一瞬で心を鷲掴みにされた。歌詞の和訳が見たかったんだけど、ネットに出回ってる歌詞って基本的にコピペできないようになってるから翻訳できず困ってる。MVを見てたら、脈絡なしに『涼宮ハルヒの憂鬱』の名シーンの長門有希のチャットがでてきて、見間違いかと思ったら見間違いじゃなかった。なんで? あと、ちょくちょくでてくる謎のコードはなんだろう。良い。
4️⃣:ひゅるりらぱっぱ / tuki.
2023年にTiktokで曲を投稿して話題になり、人気を確立した現代らしさ満載のアーティスト・tuki.の楽曲。なんとまだ16歳という若さながら、非常にキャッチーで、曲にも歌詞にも和のテイストがふんだんに盛り込んだ完成度の高さは驚き。いろいろ参考になる楽曲が溢れているとはいえ、これは人気が出るのも納得。語感やリズム感が聴いてて気持ち良いのだが、これはセンスによるものなのだろうか。うーん、恐ろしい。良い。
5️⃣:nevermind / muque
2023年11月号でもピックアップしたmuqueの新曲。心地の良いテンポを作るのがめちゃくちゃ上手い。AメロのリズムからBメロでちょっとドラムの音を抑えめにして、それをサビで解放していく曲展開が早くて、聴いていて全くストレスなく気持ちが良い。3分以内でミニマムにギュッとまとめられているのは現代の流行りって感じだけどすごい完成度。良い。
6️⃣:SINKER / 水槽
ボカロPや「歌ってみた」動画の投稿者としても活動していた水槽の楽曲。水槽の曲はどれも自分の好みで、アーティスト名を見なくてもイントロで一気に惹き込まれるパワーがある。本楽曲の特徴としては曲中でバックで歌われているラップ調の歌詞はずんだもんとChatGPTを活用していること。ずんだもんの声好きだけど、すごく上手く曲に溶け込んでいて、パッと聴いただけだと気づかないかもしれない。最新技術や話題の技術を楽曲に取り込んでいくのは、インターネットを主戦場としている人ならではのフットワークの軽さだろうか。すごい。良い。
▲ずんだもんの曲ってあんま知らないけど、これ好き
7️⃣:Only Lonely Dance / NIKO NIKO TAN TAN
4人組のクリエイティブユニット・NIKO NIKO TAN TANの楽曲。「ボーカル、シンセサイザー、etc…」「ドラム、編曲」「映像、アートディレクター(2人)」と役割分担がされたメンバー構成で、楽曲とMVを同軸で作っていくという手法をしているんだとか。曲も映像も自前でここまでのものを出してくるのやばすぎだろ。可愛らしいユニット名に反して、楽曲はかなりノリの良いアップテンポな感じ。メロディアスでエレクトロっぽさやエモさのある曲調はthe telephonesの系譜を感じた。良い。
あとがき
以上、7曲を紹介させていただきました。毎度のことながら、選ぶのが大変。だいたい1曲は「絶対に書く曲」はあるんだけど、他はプレイリストとにらめっこしながら「どれがいいだろう」と苦心している。どれもが多少は自分の琴線に触れているものだから、好みで溢れているんだ。だから、ここに挙げた曲以外もプレイリストで聴いてくれると嬉しい。
それでは。
おわり。