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日本人は「外見」しか磨かない。

この言葉は、15年ほど前、日本に住む中国人の実業家に掛けられた言葉です。

そういう中国人はどうなの?という話は置いといたとして、とても納得した記憶だけが残っています。

個人的には、「中国」は色々思うことはあれど、リスペクトしている部分がたくさんあります。中国史も大好きです。
若い頃は、「三国志」「水滸伝」「項羽と劉邦」などの漫画や本を貪るように読みました。

なんだったら、個々の人間もわりと好きです。
忖度なしに「良い」「悪い」をしっかり伝えるところが、爽快で気持ち良い。

日本は、ほぼ単一民族で、他国からの侵略も少なく、大きく見れば安定した歴史を経て来ました。

一方、お隣の中国は違います。
内戦や、他国からの侵略が繰り返されて来た国です。歴史を振り返っても、権力闘争、裏切り、惨殺、、、人間の負の面をすべて経験してきたような国です。

そんな中国人の歴史観や人生観は、一般庶民の話を聞いても、いつも深いと感じさせるものがあります。

中国で生まれ育ち、日本にも長らく住んだ在日中国人の日本評は、聞くに値します。

「日本人は外見しか磨かない」

中国人から見たら、日本人は内面を磨くより、外見ばかり磨いているように見えるということです。

正直、私もそう思います。

もちろん見た目は大切です。
見た目を磨くことで、人生はある種の広がりをみせるのは事実。

でも、もっとも力を入れて磨く必要があるのは、内面です。
一見、外面を磨いた方が異性にモテるなど得するように見えるかも知れませんが、圧倒系に投資効率が良いのは「内面」なのです。

・内面が育っていなければ、外見によるメリットを採取的には享受しきれません。
・内面が優れた異性は、相手の内面の魅力に寄って来るものです。
・美人やイケメンも、内面の魅力に寄ってきます。なぜなら、外見の良いだけの人はたくさん見てきて、その虚しさを知っているからです。
・人生の本当の幸せは、内面の成長に由来するものです。
・歳を取れば取るほど、内面が外見の美しさに現れてきます。
・外見の美しさは若い頃にピークがありますが、内面の美しさは磨けば磨くほど際限なく美しくなり続けます。
・外見の美しさは、いくら磨いても今世で捨て去るものです。内面の美しさは来世以降に持ち越すことができます。
・内面の美しい人は、会えば会うほど美しく見えます。内面が汚れた人に会うと、会えば会うほど、醜く見えてきます。

年齢の問題もあると思いますが、内面、特に魂が美しい人と話してると、それだけで、自分の魂が震えて、全身が喜びを感じていることに気づきます。

内面は一朝一夕には磨けません。でも内面を磨く努力は、人生の後半に、指数関数的な勢いでリターンを享受することにまります。

外面も大切ですが、感覚的には1:10くらいで内面重視で生きるのがおすすめです。




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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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