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「信頼」の上に成り立つ国、デンマーク

デンマークに入ってます。
デンマークはとても政治や教育のバランスが良く、幸福度の高い国。

道行く人、お店で働く人も、行ったオランダとノルウェーの3か国の中では、一番楽しそうです!

各国でたくさんの人にインタビューすると、それぞれの国の人から共通の言葉が、何度も出てくることに気がつきます。

オランダでは、「幸せ」「対話」
ノルウェーでは、「平等」

そして、デンマークでは、
「信頼(Trust)」
です。

学校の先生、政治家の口から、Trustという言葉が自然に出てきます。

日本では、どんな言葉が良く出るでしょうか?
「迷惑を掛けない」「努力」「お金」、、、寂しいですがそんなところでしょうか。
そういえば、この3か国で、あまり「お金」って話を聞かなかったような。。。

デンマークでまず見学したのは、公立の小学校。
校長先生が熱く教育を語ってくれ、12歳と8歳の教室も見学させてもらいました。

12歳はプロジェクトで、TEDトークみたいのを、地域の老人を呼んで、行おうと言うもの。

パワーポイント、プログラミング、ChatGPTまで織り交ぜる必要があるという、とてもよく考えられている授業です。

校長先生、副校長の言葉が熱過ぎた。

「学校にカリキュラムはない。先生にすべて任せている。どんな授業をやって、どれだけ進捗しているか校長先生も把握していない。信頼して任せているから
「先生が朝来ないこともあり、早くに帰ることもある。授業の準備をしていると信じているから自由にさせている」
「校長が先生を信頼するから、先生が生徒を信頼している。」
デンマークは信頼をベースに社会が成り立っている。買い物のときに、ベビーカーに乗せた赤ちゃんを、入り口で日光浴させて放っておけるくらい」
もし信頼がなくなったら、この学校の在り方もなくなってしまう。」
「生徒をコントロールしない。失敗するかもしれないけど、コントロールという手段を取らずに信頼する。」
「テストや評価が生徒を良くするとは考えていない。学ぶ楽しさを学んで欲しい」

信頼すごい!!

そして、こんなことも言っていました。
「世界大恐慌があった、1929年。世界中が不安に襲われた。
その時に、ドイツではヒトラーがトップに選ばれた。まさに同じ時に、デンマークは与野党の大臣たちが集まり、弱者を救う高福祉国家へ進む舵を切った」と。

デンマーク、かっこ良過ぎる!!!

最後は8歳のクラスに見学に行きました。
次々にみんな質問があがり、ほとんどの人は、学校が好きって言ってた。友達同士も信頼しているとも。
日本とは大違い。(勉強嫌いって人ももちろんいたけどw)

最後は、生徒の側から、
「ハグしてもいいですか?」と。

全員の生徒とハグしてお別れしました。
How lovely!!!

こんなお手紙も勝手に書いてくれた~♪

その後、公務員と政治家にもインタビュー。
「市民から信頼してもらえるような行動を取る。お金も適正に使う」と言ってました。

そういえば、校長先生も、「政治を信頼しているから、税金をしっかり払いたいと思う」という話。

日本ではあり得ない。
すべてに信頼がある。国民みんなが、信頼に足る行動を取り続けようとする。そしてお互いに信頼し続ける。

なんと魂レベルの高い国。

日本は、「疑い」をベースに社会を作っているから、高コスト体質になる。社会のベースに、どす黒さが漂っている。

子育ても「信頼」が足りない。
子供に失敗をさせてあげれない。
自分が傷つく覚悟ができていない。
だから、コントロールしようとする。

もっと日本も、魂レベルを上げて、「信頼」というベースがある社会を作っていきたい!と強く思いました。

日本の完ぺき主義が「任せる」ってことを妨げているようにも感じるな~。
6点で良いってなれば、任せやすい。




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