給料は働くモチベーションにはならない。
サラリーマン時代に、社内研修で、動機づけ理論というのを学んだ時、「給料は動機づけにはならない」というのが全く理解できませんでした。
最近読んだ、この本に、面白い表現がありました。それによって、やっぱり外的な動機づけってのは危ういなというのがすごい納得できましたので引用します。
本はこちらですね。ソニーの上席役員から、教育の方に舵を切った方です。
有名な話のようですが、そのまま引用します。
『アメリカのある保守的な田舎町で、ユダヤ人がお店を出した。ところが、子供たちが大勢押しかけて来て、「ユダヤ人!」「ユダヤ人」とはやし立てるものだから、うるさくてかなわない。
彼は一計を案じて、「よくぞユダヤ人と呼んでくれた」と、ひとりひとりに1ドルずつ渡した。子供たちはいぶかったが、「ユダヤ人」と叫ぶだけでおこずかいが貰えるので悪い気はしなかった。彼は毎日少しずつ賞金を減らしていったが、10セントになったところで誰も来なくなった』
確かに!と納得してしまいました。逆の立場だったら、見事に行かなくなりそうです。これが外的な動機づけの限界ということがよくわかる例です。
最初は一銭ももらわなくてもやっていた行為が、お金をもらうことで外的動機づけにシフトしてしまったのです。この手段を使って、盗み癖のある人をやめさせたりとかもできたりするそうです。
よく、「子供が何かをした結果を褒めてはいけない」とかも言いますが、これも、自発的にやってたことが、いつか「外的動機づけ」にシフトしてしまう例ですね。褒められなかったら、何もやらないってなってしまったりもします。
子供も、社員も、自発的に動きたようにしてあげて、親や上司はそれを余り邪魔をせずってのがやはり王道で良いのでしょう。
って最近、ちょっと健康と美容のテーマから外れてますね(笑)
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