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ルールを減らすのが下手なら、ルールを気軽に作るな!

日本人はルールが好きですね。

ルールに黙って従ってくれる人種ですから、為政者や組織のトップとしては、ルールを作るのことで、安易に人々をコントロールできます。

でも、問題なのは、日本人が、ルールを減らすのが苦手なことです。

今となっては意味不明過ぎる校則1つとっても、日本では減らすには骨が折れます。ルールを作る時は、何かしらの原因があるので、「全員賛成」になりやすいんです。

でも、ルールを減らす時には、「少数の反対」が必ず出ます。だから、ルールが減らせられないのです。それを押し切っても減らせるリーダーという資質が日本人でもっている人は少ないのです。撤退戦略というか、ルールを減らす手続きのルールを、ルールを設定するときにセットで作っておくべきです。

そして、下手なのがわかっているのであれば、気軽にルールを作るのをやめようという話です。ルールを1度作ると、本来の目的から外れて、ルールが一人歩きしてしまうのです。

昔、私の英会話のカナダ人の先生が言ってました。その先生はスキンヘッドだったんですが、
「市民プールに行ったら、帽子をかぶらないと入れない」と言われたと!

いやいや、絶対に要らない(笑)髪の毛が一本も落ちないんですから。こうやって、ルールを作ると、ルールを守らせることが目的になって、本来の主旨から外れていくのもよくある話。

ルールを作るのは安易な先方です。時間短縮はできるかも知れませんが、マニュアル接客など、長い目で見ると弊害も大きい。

細かいルールを定めるのではなく、時間をかけて、粘り強く、しっかり主旨を説明していく、という手段を選ぶようにしたい。

子供に「ナイフには触らない」というルールを設定するのではなく、「ナイフの取り扱い方」というのをじっくり教えていくべきということです。

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