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江戸時代の大ヒット健康本「養生訓」

江戸時代前期から中期にあたる1713年に出版された健康書、
「養生訓」は発売されるやたちまち評判となり、
1864年までの150年間に12回も重版されました。

舶来ではない、我が国で作られた健康書の古典です。
内容はとても平易な言葉で、とても当たり前の言葉が並んでいます。

例えば、目次の一部はこんな感じです。

本当に当たり前のことが書かれていますね。

思うんです。
結局、病気にならない方法ってみんな腹ではわかってるんですよね。
別に健康本を読む必要もなく、新しいノウハウやサプリを手に入れる必要はない。

ダイエットのやり方をみんなわかっているようにです。
「食事コントロール」したらダイエットはできます。でもそれ以外の方法をみんな探すんです。

健康も、「今の生活を続けながら、しんどいことはあまりしないで、健康になれないか?」というのをみんな探すんです。

だから複雑になるんです。
センターピンを外して健康になろうとするから、難易度が高いゲームになってくるのです。

健康なんて、本気で目指したければ、いまあなたが持っている知識で十分です。
「ただそれを愚直に当たり前にやる。」だけ。

「当たり前を当たり前にやる」ってのが一番、人間にとって難しいのはよくわかります。
ビジネスを成功させる方法も、「当たり前を当たり前にやる」だけです。やり方としては難しくありません。
それ以外の方法で成功を目指すから、難易度が上がるだけです。

健康になりたければ、どれだけ「当たり前」のことをやれるかです。本当にただそれだけ。
でも、当たり前をやれない自分を責める必要はありません。

みんなそんなもんですから。
ちょっとずつ、よちよち歩きで、当たり前を少しずつ当たり前にできるようなれば良いのです。

遠回りに見えて、それが一番の健康の王道であり、近道です。




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