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今日は、こんな本から。

著者は、元々農水省にお勤めだった方なので、内部事情にとてもお詳しい。

今回のコロナ騒動でよくわかったと思いますが、国は「国民第一」ではありません。彼らは彼ら独自のしがらみで動いていますので、私たちは、私たち自身で身を守っていくしかありません。

そもそもイメージして欲しいのは、食品は基本”腐る”ものです。輸入する場合は、コンテナ船で運びますが、冷蔵などの温度管理できるコンテナはとても費用が高いので、普通の食品は、温度管理なしのコンテナで運びます。

そんなもの、保存料かなんかぶっかけないと、腐るよね?ってのがまず基本です。国内輸送なら安価で温度管理しながら運べますし、輸送時間もたかが知れています。

そして、海外って自分の国さえ良ければ、他の国はどうでも良いって思っている人、結構多いんですよね。日本人の感覚とは違うのかもしれないですが。

だから、自国民が食べるものは安全にして、輸出品は、気にせず薬品がぶっかけられます。アメリカやカナダから輸入されている小麦などは、ほぼ100%強い薬品(グリホサート)がぶっかけられます。国産の方が安全です。

オーストラリアの牛肉は、規制の厳しいEUにはホルモンフリー、規制の緩い日本にはホルモン入りの牛肉を輸出しています。

恐ろしいことに、世界的には、農薬やホルモンの輸入品の規制を強くしているが、日本は真逆の方向に向かっています。アメリカなどの外圧に負けて、基準をどんどん緩和しているのです。

かつて「日米レモン戦争」といって、レモンの「防かび剤」が危険だと問題になったときがありました。ただ、日本国政府は、使用禁止を求めたものの、アメリカに激怒されて自動車の輸入を止めるなどと脅されたあげく、結局、解釈を変えて、そのまま防カビ剤がぶっかけられたレモンを輸入しています。

じゃがいもの農薬の基準も緩和しています。政府と官僚は、常に日本国民の命や健康より、外圧を優先しているのです。

話題の、ワクチンを今後は年1回打とうという話も、さすがに政府も論理的に無理があるってわかってると思いますが、外圧に負けて、処分場にされているので仕方ありません。そんなこと国民にも説明できるわけがありません。(しろって思いますけど)

もちろん全員ではありませんが、アメリカ人とかの考え方は日本人と全く違うということを認識しておいた方が良いと思います。

かつて、アマゾン創始者のジェフベゾスは、ザッポスというシューズ専門の通販会社をとても欲しがり買収提案をしました。しかし断られてしまい、結果、ザッポスが売っているシューズを、赤字覚悟でアマゾンで安売りし、彼らの体力が落ちたところで、買収をしました。日本人は余り思いつかない作戦だと思います。

また、キューバでは主食のトウモロコシを、アメリカから関税を下げろと圧を掛けられました。アメリカが輸出するトウモロコシは補助金をじゃぶじゃぶ使い価格を下げ、キューバのトウモロコシは主食にも関わらず、アメリカ産が席巻しました。

しかし2008年に食糧危機が起きた時に、アメリカによりトウモロコシ価格が吊り上げられて、メキシコ人が輸入トウモロコシが高くて買えなくなり、社会不安が起きます。
実際に同じ仕組みで、小さい国では餓死者が出た国もあります。

お金第一。というのは歴史を見て来たうえで、白人全般にずっと共通する考え方です。余り不安を煽るのは好きじゃないですが、この事実だけは知っておいた方が良いと思います。

何度も言いますが、日本人は特異な民族なので、日本人の感覚と世界は全然違います。日本人の考え方もお金第一化にだんだん傾いて来ていますけど。。

ちなみに、これだけ貧困世帯がいるのに、牛乳を捨てている日本。捨てる牛乳を貧困世帯に回せないかと交渉しても、「それは法律上難しい」みたいになるそうです。コオロギも、かなりいくつものしがらみが重なりあってるはずです。

しかし、一番可哀想なのは、コオロギですよね~。秋の風物詩として、好きだったんですが、いつのまにかゴキブリ扱いされて風評被害がすごい。人間の都合で大量に作られては、殺されて、とんだ大迷惑です。

もはや呆れを通して諦めになっている日本の政治ですが、とりあえず今日も楽しく生きていきましょう♪(っていうしかない)

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