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私も必死で生きている。同じくらい、周りの人も必死で生きている。

あなたは、とても頑張って生きてきたと思います。

幸せになるために、より豊かになるために、努力し、時には諦め、それでもまた立ち上がり、勇気を出してみたり、自分を変えようともがいてみたり。

これぞ「生きる美しさ」そのものです。

努力していない人なんていないと思います。行動には現れなくても、心の中で、必死に何かと戦っている人もたくさんいます。

20年ほど前に、45歳から美容の仕事を始めて、エステのグランプリで世界一で輝いた、「今野華都子」さんという方の講演を聞きに行ったことがあります。

今野さんの施術を受けていると、その愛情に自然と涙が出てくる方が多いそうです。

その今野さんは、他社で面接に落とされるような人だけを、自社サロンに採用していたと言います。その理由としてこんなことをおっしゃってました。

「南側の斜面に落ちた種は、太陽をいっぱいに浴びて、すくすくと育っていけます。
でも北側の斜面に落ちた種は、太陽を求めて、あっちへ曲がり、こっちへ曲がり、くねくねと一生懸命、もがいて生きています。
そんな風に生きてきた人を、誰が馬鹿にできますか。誰が見放すことができますか。」
と。

会場中で、すすり泣きが聞こえました。
私にも、一生忘れられないメッセージとなりました。

あなたの周りの、馬鹿だな~と思う人。なんだこいつと思う人。SNSで悪口を言ってくる人。そんな人も、あなたと同じように、一生懸命生きているのです。
むしろ悪口を言ってくるような人ほど、北側の斜面に種が落ちて、より一生懸命に生きようとしている人かも知れません。

一生懸命生きていない人間なんて、いないのです。だからそんな人に出会ったら、線を引いて切り離すだけでなく、時には、その人はどう生きて来たんだろうと、5秒でも良いので考えてみてください。

きっと「私と同じように頑張って生きて来たんだな」って共感できる部分がみつかるはずです。

亡くなったりゅうちぇるさんは、SNSで悪口を言ってくる人にも、こんな思いを馳せて、決して悪口で返さないような立派な方でした。

どうしても目先の言葉や、行動に反応しがちですが、私もすべての人間に思いを馳せれるような、立派な人間になっていきたいと思います。

まだまだ修行の道は険しく、長く感じます。そんな夏の日。

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