反面教師
以前書いたのだが、仕事で花の栽培をしている。
春先と冬前の年2回、その時期の花を販売しているのだが、今年もその季節がやってきた。
花の担当になって4年目。
栽培だけではなく販売もするので、多くの人と関わってきた。
その中で、感じたこと。
相手のことを考えれる人は素晴らしい
お客さんにも様々な人がいる。
具体的には言わなくても伝わると思うのだが、対応後に『あ〜あ...』と思うか『よし!』と思うか。
人との関わり方に正解はないと思うが、私の基本スタイルは〝自然体〟
最低限のマナー・言葉使いはできている(そう思っているだけか?)が、職場での上司・部下は別として、人間関係に上下はあまりないと思う。
その考えがあったからか、以前の旅の間も基本自然体。
そのおかげか、言葉が通じなくともいい関係は気づけていたと思う。
一般的に海外では、自分の考えを伝えることは日本以上にするが、相手もそれ以上に伝えてくる。
お店でも売り手・買い手も相手を1人の人間として、しっかりと見ていた気がする。
販売に関して、日本では『お客様は神様です』の考えがあると言われているが、そんなこともあり海外ではそこまで感じなかった。
職場の話しに戻るが、こんな考えでお客さんと接している。
お世辞もあると思うが、来てくれる方には好印象らしく、お褒めの言葉をいただくことが多い。
いくつになっても、褒めてもらえることは嬉しいものだ。
だが、もちろんそれ以外のこともある。
こちらが悪いことに関しては当然謝罪する。
しかし、なかなかそれほどのことは起きない。
同僚に話しても、周囲のお客さんからも
『理不尽なこと言われてるね』
と言ってくれるので、多分そうなんだろう。
かと思えば、こっちが恥ずかしくなるぐらいに褒めてもらえることもある。
こちらは売る側・生産者なので、花の育て方などで聞かれることがあればアドバイスもしているが、時には
「色々教えてくれたから、お礼にこれあげるわ!」
と言って飲み物やらお菓子、中にはみかんをくれる方もいたり...
こちらは聞かれたことに対して、知っている範囲で答える。
それに対して、相手側は感謝をしてくれる。
この構図はどちらもいい気持ちになれる。
毎回、こういったやり取りをすると、
普段、買い物に行った時の自分はお互いがいい気持ちになれる対応をしているだろうか?
子どもたちにも教えている
〝自分がされて嫌なことは人にするな〟
これは自分ができてるのか?
こんなことを自問自答しながら、自分が嫌に感じたことは反面教師にしていこう、と思う。
この気持ちを忘れずにしていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?