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Blankey jet cityとの出会い

20歳ぐらいの時に
4tトラックの運転手をしていて
ミスタードーナツや食品問屋さんなどに
冷凍食品などを配送していた。

ほとんどの時間を一人で過ごすため
当時は運転中によくラジオを聞いていた。

その時に流れてきた歌
Blankey jet cityの
Sea said jet cityという曲。

冒頭のギターの音が
自分が今まで聴いたことのない音
普通に聞いたら不安定感というか
おさまりが良くないような音に感じたけど
それが妙に荒々しくてかっこよくて
なのにボーカルの声は繊細で
透明感を感じさせるような純粋さで
ぼくの耳から胸に届いてきた。

Blankey jet cityが表現する音の何もかもが
自分が持っていた音楽の常識というか
概念みたいなものが壊れた瞬間だった。

すごく自由に
そして自然に
ありのままの自分を出しているような
そんな感覚がした。

それからというもの
Blankey jet cityのCDを全て買って
毎日繰り返し繰り返し聴いていた。

どれぐらい経ってからかは
忘れてしまったけど
数週間か数ヶ月後に突然の解散発表。
せっかく好きになったばっかりなのに
と悲しくなったのを覚えている。

そして、解散発表後のラストライブが告知され
これを逃したら、一生Blankey jet cityの生音を
聴くことはできないかもと思い
横浜アリーナに聴きに行った記憶は
今でも熱い気持ちのまま残っている。

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