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個人の幸せと組織の役割〜マネジメント職としての葛藤〜

昨日は近くの庭園で緑に癒された。自然のありがたみを感じた。その一枚。今日はWSのため、横浜へ向かっている。

組織において、個人の希望のやりたいことは必ずしもその通りになるわけではない。至極当然のことではあるのだか、私は関わった人が1人でも多く、幸せになって欲しいと切に願っている。

危機的な場面でリスクを冒してもすべての人を助けようとするヒーローを見て、カッコいい選択をするなあ…と自分と重ねてしまいため息が出てきた。

仕事は仮の宿、社会人になりたての頃、尊敬する医師に出会い、その方からいただいた言葉だ。仕事とプライベートを割り切るべきだと言う人は
少なくはない。しかし私は切れないのだ。シニアマネジメントになり、情に悩まされる自分はこれが限界なのではないだろうかと考えるときがある。

部署を任される立場として、組織力を強化しなければならない、これは命題だ。期待値とのズレが大きい場合、時間的な猶予がなければ人を入れ替えるしか手はない。一方、個人はすべてアスピレーションをもっており、部門に留まりたいと思っている。個人のアスピレーションやケイパビリティ、ポテンシャルをベースに考え人事を決定、受け入れ先も可能な限り希望に沿うように。すべてがうまくいくわけではない。

この場合、本人のアスピレーションはもちろんだが、ポテンシャルや適性の見極めが重要になる。将来的にこの判断が間違っていなかったと思えるようなオプションを考える、これが私の仕事だ。強みを活かして将来的に活躍する姿を想像しながら。

いつもながら本人の意向に沿わない人事は気が進まない。決断はするが何かしこりを残してしまうのだ。今日は朝から感情の言語化になってしまったがご容赦いただきたい。

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