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仕事の早さの代償


久しぶりの投稿になります。最近感じていることをアウトプットしていきます。

介護職員として現場で働く日々、先日のお話です。ユニット10人の入居者さんに最低週2回以上入浴して頂きそのお手伝いをします。10人いるのでそのタイムスケジュールを予め大まかに決めておきます。が、入居前から入浴自体が嫌いな👴。その日の気分で拒否が出る👵。一人一人思う事も違うので中々予定通りに入浴介助が出来ないでいました。(こちらの予定通りに介助しようとすること自体、微妙ですが)そんなこんなで拒否する👴👵が重なり大幅にずれ込み致し方なく速度を上げて1日の入浴人数を増やすやり方をユニットでしました。

結果、プラスに感じたことはありませんでした。むしろスピードを上げる事で生まれるマイナス面の方が大きく感じました。

・見落としや操作ミス等のヒューマンエラーの確率が上がる

・人対人なのに機械的、事務的で淡々としている

・単純に職員の都合を押し付けている

・入居者さんとゆったりコミュニケーションが取れない事から誤解が生まれたり良好な関係を築きにくくなる

「致し方なく」とは思いつつもやはりこの様なやり方は二度としたくないと思いました。何より入居者さんに申し訳なく感じました。

人対作業(皿洗い洗濯掃除等)は早くて良い。人対人(介助)は丁寧に。これを混合してしまうとリスクが増え実は効率も下がる。学びました。


【本人主体の介護】は賛成。理解出来るし分かるのですがでも何処まで本人主体でいいのか?

例えば入浴自体が嫌いな人。元々私生活でも入浴する習慣がなかった人。本人は入らなくていいと言い張る。それが本人が生きて行く中で形成された価値観。

しかし入浴しない日々が続くことで生まれるデメリットがある。皮膚病になる可能性がある。体臭も酷くなる。

今、どちらが大切か?何処で折り合いを付けられるか?現場では見極める眼を養って行かなくちゃいけない。まだまだ奥が深いなと学ぶ日々です。


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