介護施設の種類

こんにちは。 nobu です。

介護施設にはタイプによって様々な種類があるのはご存知ですか?今回は介護施設の種類と特徴についてお伝えします。これから介護職に就職される方や「施設を利用したいけど違いがわからない!」という方の参考になればと思います。


ー国や地方自治体など公的な団体が運営する "公的施設" 5種類ー

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主に国や地方自治体など公的な団体が運営する "公的施設" は "介護保険施設" とも呼ばれ社会福祉の視点から、介護度の重い方や低所得者の保護と支援に重点が置かれています。

メリット・・・ "民間施設" より費用を安く抑えられる

デメリット・・・人気があるため空きがなく入居待ちが長い

 ✔︎特別養護老人ホーム(特養)

特別養護老人ホームは寝たきりや認知症など介護度の高い方が入所でき終身利用が可能です。費用が安いが入居希望者も多いため入居待ち期間が長いです。

✔︎養護老人ホーム

養護老人ホームは経済的な理由で在宅サービスを受けることができない方が入所できます。但し介護施設ではない為介護が必要になってしまうと退去しなくてはなりません。

✔︎介護老人保健施設(老健)

介護老人保健施設は病院退院後、在宅復帰が困難な場合に医療的ケアやリハビリを受けることができます。入所期間は原則3ヶ月で終身利用はできません。

✔︎ケアハウス(軽費老人ホーム)

ケアハウスは『一般型』と『介護型』の2タイプがあります。

『一般型』・・・家族からの支援が難しい60歳以上の方なら入居が可能です。原則的に介護度や医療依存度の高い方は入居出来ません。

『介護型』・・・専門スタッフによる介護サービスが提供される為介護度が高くなっても退去を迫られることはありません。




ー民間企業が運営する "民間施設" 6種類ー

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主に民間企業が運営する "民間施設" は高齢者のニーズを満たすことに重点が置かれ、各施設で特色を出すために多種多様なサービスが幅広くあります。

 メリット・・・身体の状態に合わせた幅広い対応が可能。サービスが充実していて快適な生活を送りやすい

デメリット・・・ "公的施設" に比べて費用が高い

✔︎介護付き有料老人ホーム

一般的には介護が必要な65歳以上の方が対象の施設ですが、介護が必要ない自立している方が利用できる混合型の施設も存在します。入居条件が幅広く待ち期間も短く、定額のため目安もつけやすいです。手厚い介護ケアが受けられます。

✔︎住宅型有料老人ホーム

食事や掃除、洗濯といった生活援助サービスが受けられます。介護サービスは外部のサービスを受けます。※介護度の高い方や医療依存度の高い方は入居出来ない事があります


✔︎健康型有料老人ホーム

介護の必要がない自立生活が可能な方のための施設です。その為、介護が必要になったり認知症を発症した場合は退去しなくてはなりません。イベントやサークル活動なども充実しておりアクティブに暮らしたい方に向いています。

✔︎サービス付き高齢住宅(サ高住)

60歳以上の方が入所できるバリアフリーの賃貸住宅です。安否の確認と生活相談が提供されます。介護が必要になった場合、外部サービスを利用しながら生活できますが介護度が高くなると住み続けることが難しくなります。

✔︎グループホーム(グルホ)

65歳以上の認知症をもつ方のための施設です。施設のある市区町村に住民票がある方のみ入居できます。専門スタッフのサポートにより、可能な範囲で自立した生活を行います。少人数で環境変化による対応が難しい認知症をもつ方が穏やかに暮らすための環境が整えられています。

✔︎高齢者向け分譲マンション

高齢者が住みやすいバリアフリー設計の分譲マンションです。生活支援サービスを受ける事ができます。物件を購入することになりますので売却や譲渡、賃貸など自由に行えます。富裕層向けの設備が充実した物件が多いのが特徴です。


以上が介護施設の主な種類と特徴でした。

いかがでしょうか?

年齢、介護度、認知症の有無により多種多様な施設がありましたね。その方の状態に合った施設を選んで頂き、いつまでもその人らしい生活を送って頂ける事が介護職員としても何より嬉しいことです。


nobu│介護×心理学

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