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泥沼にはまった時の抜け出し方

泥沼にはまったことってありますか?(笑)

僕は畑仕事をよくするので、そこで長靴が「ずぼっ」と泥の中にはまり、「どうする?頑張って足を入れたまま引っこ抜く? それとも片足立ちして手で引き抜く?」なんて格闘することがよくありました。まあ格闘と言っても長くて2~3分。最悪片足泥だらけになって家まで5分くらい我慢して歩いて終わり、そのくらいだったんですけど。

それが今回キャンプに行き、ぬかるんでいるキャンプ場を自分の中では一番しっかりとしたルートを取ったつもりが、反対側から見ると一番水のたまった場所にキャンパバンで突っ込んでいき、ずっぽりとはまり込んだんです。

見てる視点が違うと全然違って見えるんですね。確信を持ったことが上手く行かなかったときのビックリ感ったら(笑)。

テレビとかで知らない人が「なぜそこに突っ込む?」なんてシーンを他人事に様に見ていましたが、今回自分がやると、いや~、本当にそういう瞬間って突然来るんですね~。

そして人間ってまずとにかくその状態から脱出しようと抵抗を試みるんです。僕も右にハンドルを回して前に進もうとし、それが無理だと思えば反対にハンドルを切りリバース…。

冷静に考えれば、そんなことをすればタイヤがどんどんと沼にはまっていきますが、やっぱり前にも後ろにも全く動かない状態になりました。それでもとにかく抗わなければ納得がいかないんです。自分ができることはすべてやったと思いたいですから。

で、ここで僕はもう頭の中で「キャンプ場のオーナーを呼ぶかAA(日本のJAF )を呼ぼう」って思うですが・・・。一緒にいた旦那と友達二人はそう簡単にはあきらめない!

前から後ろから三人で押してくれるのはいいんだけど、目の前に友達が3人いる状態でアクセル全開で踏むって、想像以上にアドレナリンが出ました💦

「突然動いてケガさせたら」とか、泥が塊で飛び上がりそれを避ける友人を見ると「当たらないで~」ってとにかく抜け出すことより被害がこれ以上広がらないのを祈るのみ。

30分くらい色々格闘してくれましたが、友人の一人が「オーナーに連絡してトラクターで引き出してもらおう」といったときの安堵感!

「プリーーーーーーズ!コール ヒム!!!」叫びました(笑)。

しばらくするとオーナーが現れ4x4で抜け出せるかどうかチェックした後、トラクターを持ってきて、するっと引き出してくれて、

「最初からそうして欲しかった」

わがままですけどそう思ってしまいました(笑)。

そして自分の無力感を思い知ったり、自分にはまだ罪悪感とか羞恥心があることもわかりました。

お友達の一人がトラクターを待っているときに「またいい思い出ができたね」と言ってくれて、最初は「こんな恥さらしな経験がいい思い出になんて絶対ならない!」なんて思いましたが、脱出後に昼寝して、ご飯を食べて酒盛りが始まる頃には・・・

笑いのネタになってました!

まあ今回は物質的に泥沼にはまったんですが、人生の中で泥沼にはまることってよくあると思います。人間関係であったり仕事であったり。

今回の経験をもとに「泥沼にはまった時の抜け出し方」を考えたらこんな感じになりました。

  1. 認識する。自分が泥沼にはまったことを認める事。これ重要!認めなければもっと泥沼にはまっていきます💦。

  2. 抵抗する。脱出するためにやれることはないのか、やれることはすべてやったのかチェック。ここで抜け出すことができたら次のステップに行く必要ないですから(笑)。

  3. 応援を頼む。皆さん抵抗をして色々試みますが、自分一人で先に進めない時に応援を頼むということを怠りがちです。僕は一人で解決したい人なので、誰かに自分ができないことを知らせるのが嫌だったりします(男性はそんなタイプ多いと思います)。でも一人でできることを全てしたのに状況から抜け出せないなら、助けを得ることが一番必要です。それも友達だから家族だからというよりも「その道のプロ」が一番のお勧めで、納得のいく結果に短時間で導いてもらえるからです。

  4. 反省。反省と言っても悪いことをしたと思えということではなく、自分のパターンを理解するということです。泥沼にはまったり、少しパニック状態に陥った時は、自分の上手く行かないパターンが現れがちです(僕の場合は人に頼らないとかです)。早く冷静になってこのパターンが少し理解できれば、次に泥沼にはまった時に脱出が早くなります。

  5. 笑いに変換。自分の恥ずかしい経験を「ネタ」にする、これが大切。ネタが多いほど人生も楽しくなります。年齢を重ねるごとに笑いのネタが多くなり人生が豊かになります。ユーモアほど人生に必要なものはないですから。

短時間で泥沼脱出して、笑いの多い人生を進みましょうね~♬

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