ERP会計:0-1 はじめに

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 企業活動にとって1番大切なもの、それは「現金(キャッシュ)を増やすこと」だ。キャッシュそれ自体ではない。キャッシュを「増やすこと」こそが重要である。
 逆にキャッシュが不足すれば、経営は破綻する。これは個人が借金地獄に陥り、自己破産をする道と同じである。
 ただ、この「キャッシュ」は、いついかなる時も「現金」の形で保有しなければならぬと言うものでもない。「換金性」こそが重要である。どれだけの換金性を持つか、これを測るための共通の尺度が「キャッシュ」であり、それを一定のルールのもとで記録する仕組みが「会計」であり、一定期間ごと、その結果を報告するフォーマットこそが「財務諸表」なのである。
 このサイトでは、企業における日々の活動がいかに「キャッシュを増やすこと」に資するものであるかということを見ていきたい。

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